治療方法について【胃がんを治すために】2年間の治療まとめ

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肝臓に転移した末期のスキルス胃がんと診断されたとき、主治医が「手術はできない」と言ったことがよく理解できませんでした。

なぜ理解できなかったのか?2年前を振り返り、私が治療方法を決め、主治医と信頼関係を強くしていった方法などです。

  1. 治療方法を決めるために大切なこと
  2. 私が選んだ治療方法、理由など
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治療方法を決めるために大切なこと

がんの治療は、信頼関係が大切

インフォームドコンセントは、信頼関係

インフォームドコンセントとは、本人にがんを告知し、治療方法を患者(家族)と医師(医療チーム)がお互いに確認しながら進めていくがん治療のことです。

がんは糖尿病や高血圧症と同じ「治らない」とされる病気で、「生活習慣病」に分類される「慢性疾患」です。主治医とは長いつき合いになるため、信頼関係を強くしながら治療を続けていくことになります。

がんの治療は、患者(家族)と医師(医療チーム)が治療方針・方法をお互い確認し、合意しながら進められます。 治療をはじめた約2年前、私には決定的に足りないも...
スキルス胃がん+転移性肝がんの治療を、同じ病院、同じ主治医で2年間続けています。主治医のアドバイスがなかったら、2年間治療を続けてこれなかったと思います。 ...

治療方法を決めるために大切なこと

自分の体・がんの状態を、よく理解すること

肝臓に転移した末期のスキルス胃がんと診断されたとき、私と嫁は手術で治せないか聞き、希望したような記憶があります。でも主治医は「手術はできない」と言い、それがよく理解できませんでした。

理解できなかった理由は、自分の体・がんの状態をよくわかったいなかったからでした。

あのとき主治医は、私たちにがんの状態を説明してくれたような気がします。でも告知のインパクトが強すぎて理解できていませんでした。そのため、これからの治療方法やアドバイスも理解することができませんでした。

たぶん、説明を一回聞いただけで自分の体・がんの状態を理解し、すべてを受け入れられる人は少ないと思います。

治療方法を決める前に、自分の体・がんの状態をよく理解すること。わからないことは落ち着いて主治医に質問し、内容を整理しながら理解していくことが私は大切と思います。

こうしたコミュニケーションが主治医という人間を理解し、私という人間を理解してもらい、信頼関係を強くしていけたように思います。

国立がん研究センターがん対策情報センター編著の書籍「患者必携 がんになったら手にとるガイド 普及新新版」の内容を掲載したウェブサイトです。
がんを告知されたら、頭の中が真っ白になってしまうのは仕方のないこと。でも、自分の命にも関わる病と闘うために、必要なことを必要な時に、しっかりと医者に聞いておくことも大切だ。筆者が薦める「3つの質問」とは?

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私が選んだ治療方法、理由など

私の肝臓がんは、手術ができない

肝臓は、全摘すると生きていけない臓器

私の肝転移(転移性肝がん)は多発で、正常な細胞との境目もはっきりしません。

2016年4月(がんを告知された直後
転移性肝がんCT画像2016年4月

肝臓は全摘すると生きていけない臓器です。全摘できるスキルス胃がんより厳しい状態で、これはがんが小さくなっている今も変わりません。進行を止めることができなければ、私は死にます。

主治医が手術ができないと言ったのは、残せる部分を特定するのがむずかしいためでした。私も肝臓のCT画像を見て、たぶん出血を止めることもできず手術は不可能と思いました。

そしてスキルス胃がんを残したまま、抗がん剤で治療することに決めました。

2016年4月、私はスキルス胃がん+肝転移でステージ4の末期がんと診断されました。それから1年半、がんを抗がん剤治療だけで小さくし続けています。 抗がん剤...

独りにならないこと

サポートをしてくれる人を増やす

がんの治療は、チーム医療です。私のためにチームが組まれているわけではなく、私が必要としたとき、すぐにプロフェッショナルのチームが編成される。そんな感じです。

治療をはじめると、悩みや不安が増えていきます。これは、主治医だけでは対応できない内容もたくさんあります。これからも私は、どんどん相談できる人を増やしていこうと思います。

治療のペースをつかんで闘病生活に少し慣れてきたころ、私たち夫婦は突然がんの治療を続けていく限界を感じて自信を失いました。 それぞれ一人で考え込む時間が長く...

家族のルールにしたこと

自分の体・がんの状態に関するデータを、プリントアウトしてもらう

私は主治医に、自分の体・がんの状態に関するデータを診察の度にプリントアウトしてもらっています。

電子カルテと同じものを持つことで、自分でも過去の体調と比較したり、嫁に体の状態を正確に伝えたり、勘違いもなくなりました。すべてがオープンなので隠し事もなく、気持ちも楽になりました。

末期がんの告知は、私はもちろん、家族にも肉体的・精神的に大きなダメージを与えました。やることもあり過ぎて、すぐに意思の疎通ができなくなりました。 これは、...

標準治療、先進医療、自由診療について

大学病院や一般病院でも、インチキ治療をしていることがある

多くの人は「がん診療連携拠点病院」で「標準治療」を選択されると思います。

標準治療とは
臨床試験で有効性と安全性を確認された(科学的根拠がある)、現在利用できる最善の治療方法のこと。
先進医療とは
標準治療になる可能性があり、希望した患者に安全性や有効性など臨床試験をしている医療技術のこと。
自由診療とは
厚生労働省が承認していない薬の使用など、患者と病院・クリニックが合意して行われる診療のこと。
インチキ診療とは
がん患者に効果があるように思わせ、医師免許を悪用して高額な医療費を請求する悪質な自由診療のこと。

治療方法の選択に関して、私はどーこー言える立場にありません。ただ、大学病院や一般病院でも「インチキ治療」「インチキ自由診療」をしていることがあり、知識として必要と私は思います。

インチキ治療さすがに、クリニックだけかと思っていたら、最近だと、大学病院や一般病院まで一部始めている。病院経営も苦しいので、インチキ自由診療のほうが、利益率...

その他、注意をしていることなど。

私は、主治医・看護師さんとの関係を大切にするため、5つのことに気をつけています。それが、がん難民にならない方法にもなっています。 そして末期がんの治療をは...

【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. がんの治療はチーム医療で、治療方法をお互い確認しながら進められる。
  2. 主治医の説明を理解するには、自分の体・がんの状態をよく理解すること。
  3. わからないことは主治医に質問し、内容を整理しながら理解していくこと。
  4. こうしたコミュニケーションが、主治医との信頼関係を強くしていった。
  5. 主治医だけで対応できない問題もあるので、相談できる人を増やしていく。
  6. 主治医に自分の体・がんの状態に関するデータをプリントアウトしてもらう。
  7. 大学病院や一般病院でも、インチキ治療・診療をしていることがある。
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