がんという病気について【胃がんを治すために】2年間の治療まとめ

スキルス胃がん+肝転移、ステージ4の末期がん。治療をはじめた2年前、告知のショックから立ち直る間もなくどんどん進んでいく治療に、私と嫁は戸惑い、ついていくのがやっとでした。

がんという病気を少しずつ理解し、治療に集中していった当時に考えたこと、やったことのまとめです。

  1. がんという病気について
  2. 胃がんを治すため、私が考えたこと・感じたこと
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がんという病気について

私が理解している「がん」という病気について。

がんは生活習慣病のひとつ

がんは、糖尿病や高血圧症と同じ「生活習慣病」に分類されている病気です。食事、運動、たばこ、お酒など、日々の生活習慣が主な原因とされています。

「スマート・ライフ・プロジェクト」は「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンに、運動、食生活、禁煙の3分野について具体的なアクションの呼びかけを行う国民運動です。

生活習慣病とは

一生つき合う慢性疾患

生活習慣病は、基本的に「治らない」とされるグループの病気です。「治す」とか「治る」という表現はあてはまらず、定期的に通院・治療をし、いい体調をキープ(コントロール)しながら一生つき合う「慢性疾患」です。

そのため、がんが治ることを本来は「寛解する」と表現します。

かんかい【寛解/緩解】
病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。
引用 goo国語辞書

治療後は経過観察となり、再発チェックなど定期検診を続けていくのはこのためです。

便宜上、ブログでは「寛解」のことを一般的に通じやすい「治す」と表現していきます

がんという病気とは

細胞が増え続ける病気

がんは、ざっくり言うと遺伝子のコピーミス等で「細胞が増え続ける病気」です。毒を出して体を攻撃するとか直接的な害はなく、栄養を横取りしながら転移し、ただ増え続ける病気です。

つまり、がんは増えなければ死ぬ病気ではありません。初期の場合は外科手術で摘出し、進行している場合は抗がん剤等で増やさないように治療していく病気です。

2016年4月(告知された直後
転移性肝がんCT画像2016年4月

これは2年前、スキルス胃がん+転移性肝がんとわかった直後のCT画像です。肝臓そのものが腫れているわけではなく、多発したがん細胞が増え、肝臓を内側から圧迫して肥大している状態です。

がん細胞が増えると、こんな状態になっていろいろ正常に機能しなくなっていきます。(いまは抗がん剤で回復しています)

がんになった原因について

考えても意味がないと思います

がんの原因がわかっても慢性疾患で治らないし、過去に戻って人生をやり直すこともできません。

人はコントロールできないことに不安を感じ、悩み、苦しみます。がんになった原因を考えると自分を責めやすくなり集中できなくなっていくので、いまは深く考えても意味がないと思っています。

がんはどうしてできるのでしょうか?化学物質などの暴露が原因?がん患者さんが何か過去に悪いことをしたことが原因?…

胃がんを治すため、私が考えたこと・感じたこと

がんは治らない病気と理解する

いい体調をキープする方法を考える

がんは、いい体調をキープ(コントロール)しながら一生つき合う慢性疾患。

これを理解してから多くの人にサポートしてもらい、いい体調をキープすることに集中できるようになりました。それが治療に集中することになり、その結果、体力をつけながら治療を2年間続けることができました。

本当に感謝しています。ありがとうございます。

末期のスキルス胃がんと告知された私は、偏った情報に混乱し、極端な行動をして勝手に治療を続けられない体に弱っていきました。 これは、がんと告知されて私の身に...

いい体調をキープするために

生活習慣の改善は、がんを治すためではない
  • 主治医は、がんを治す
  • 私は、生活習慣を直す

私はいい体調をキープするため、3つの生活習慣を基本に改善しています。

  1. いろんなものを食べて栄養を摂る
  2. 運動して栄養(血液)を行き渡らせる
  3. しっかり寝て体を回復(代謝)させる

いい体調をキープするとは、がん以外の部分を本来の健康な体にすること、または維持することです。でも生活習慣を改善しても、がんは治らないと思います。そんなに甘い病気ではないし、病院での治療・サポートは絶対に必要と私は考えています。

また、改善している生活習慣は、ふつうに健康的な生活をするため必要な習慣とも思っています。もしがんを治せたら、この習慣がそのままがんの再発を予防する生活習慣になると私は考えています。

ステージ4の胃がん治療を続けて約1年半。病院で、どうしても手に入らないものがあります。 これを手に入れることが私の目標・目的であり、主治医との二人三脚をイ...

2年前に感じたこと

積極的に、がん支援相談センターを利用していく
  • 吐血
  • 輸血、入院
  • 検査、退院
  • 末期がんの告知
  • 再入院
  • 抗がん剤治療の開始
  • 再々入院
    ……

治療をはじめた2年前、告知のショックから立ち直る間もなくどんどん進んでいく治療に、私と嫁はついていくのがやっとでした。病院のシステムや入院・治療の流れはもちろん、がんがどんな病気なのかもよく理解していませんでした。

糖尿病には教育入院というプログラムがあり、血糖のコントロールができるように合併症、食事内容、運動方法など専門家の講義を受けることができます。つまり、糖尿病がどんな病気なのかを正しく理解することができます。

でも、がんにはこんなプログラムはありません。

  • がんという病気について
  • 病院のシステムや入院・治療の流れ
  • 活用できる助成・支援制度
  • 各種手続きができる窓口と方法
    など……

もしプログラムがあったら、私と嫁はもっと早い段階でがんという病気や手続きについて理解し、治療に集中することができたように思います。

私の主治医は、午前中(約4時間)だけで50~70人の患者を診察しています。診察時間は1人あたり3~5分しかありません。この時間内でがんという病気について説明し、今後の治療方針を相談して決めていくのは不可能だと思います。

がん診療連携拠点病院には「がん支援相談センター」があるけど、聞きに行かないと知ることができない情報がたくさんあります。私は積極的に利用し、基本的なことを理解して主治医とコミュニケーションするようにしています。

これから、私が主治医とどんなコミュニケーションをしているのか、なにに注意して生活習慣を改善しているのか、ひとつでも参考になることを具体的にお伝えできればいいなぁと思います。

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【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. がんは、いい体調をキープしながら一生つき合う慢性疾患。
  2. がんは、増えなければ死ぬ病気ではない。
  3. いい体調をキープすることが、治療に集中すること。
  4. いい体調をキープするために、生活習慣を改善する。
  5. 積極的に、がん支援相談センターを利用していく。

【毎日更新】病院で聞けない話

最後までご覧いただき、ありがとうございました。ご意見ご感想など、お気軽にコメントお問い合わせからどうぞ。

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