がん患者に「頑張って」はNG、なぜ逆効果なのか理由がわかった本

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がんの治療を続けるには、「正解のない問題」に答えを出せる決断力が必要になります。この本を読んで、決断するために自分にとって本当に大切なものをたくさん再確認できました。

そして、なぜ「頑張って」と応援されても素直な気持ちで「ありがとう」と言えないときがあるのか、逆効果になる理由もわかりました。

  1. ざっくりとした本の内容
  2. この本を読んだ結果、おすすめする理由
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3つの真実

ざっくりとした本の内容

自分にとっての「価値基準」、真の「幸せ」についてアドバイスをしてくれる本

この本は、人生に挫折しかけている男性と老人が対話する形式で書かれています。

  • プラス思考
  • イメージ
  • 目標達成

「成功」を目指し、脱サラして起業した主人公。成功法則を信じて走り続けた結果、会社は破綻の危機に直面し、妻はうつ病と診断され、ひとり息子は不登校になっていました。

絶望する主人公の前に老人が現われ、人生を豊かにして幸せになるには、ゆるぎない価値基準となる中心軸(本当に大切なもの、価値観)が必要だと説きます。

実に奇妙なことじゃが、多くの人間は「自分が人生で最も望んでいるものがなにか」を知らない。それゆえに、起きる出来事に振り回され、感情や衝動に流されてしまうのじゃ
(P.54)

中心軸があれば、どんなピンチや問題が起こっても冷静に正しく理解し、次になにをすればいいのか知ることができる。老人はそう言い、人生で本当に大切な「3つの真実」を優しく伝えていく物語です。

著者「野口 嘉則」さんについて

メンタルマネジメント、心理カウンセリングで「幸せ」と「自己実現」をサポートしている人。100万部を超える「鏡の法則(Amazon)」などベストセラー作家としても有名。

3つの真実

この本を読んだ結果、おすすめする理由

自分にとって本当の幸せ、本当に大切なものを再確認できた

がんが治ったら、本当に幸せになれるのか?

がんの治療を続けていくには、正解のない問いに答えを出すことも必要になります。この本は、その問いに勇気をもって決断できる中心軸(本当に大切なもの、価値観)を再確認するきっかけになりました。

多くの人間は、自分にとっての本当の幸せがなんなのかを知らない。その結果、本当の幸せを犠牲にして生きるはめになる。ある者はお金を得るために、ある者は人から認められるために、ある者は自分の正しさを証明するために、本当の幸せを犠牲にするのじゃ
(P.60)

本当の幸せ、人生で大切なことを知っている人は、その方法で幸せになれないことを知っている。そう老人は説きます。

  • がんが治ったら、本当に幸せになれるのか?
  • がんの治療を続けるために生きていないか?
  • そもそも、がんになる前は幸せだったのか?

いままで気づかなかった視点から、いろんなことを考えるきっかけになりました。そして、本当に大切なものはなにか。大切なものを犠牲にして治療を続けていないか。多くのことを再確認することができました。

がんの治療は、患者(家族)と医師(医療チーム)が治療方針・方法をお互い確認し、合意しながら進められます。 治療をはじめた約2年前、私には決定的に足りないも...

がん患者に「頑張って」はNG、逆効果になる理由もわかった

「頑張って」は、自分を否定されたように感じる(ときがある)

幸せは求めるものではなく、見出すもの(感じるもの)。あたり前と思っている中に、たくさんの幸せがある。そう言う老人が、なぜ幸せを求めてはいけないのかを説きます。

「幸せになりたい」などと、幸せを求めないことじゃ(中略)「幸せになりたい」と求めるのは、「今は幸せではない」と認めているのと同じじゃ。
(P.130-131)

肝臓に転移したスキルス胃がんの治療をはじめて2年。私と嫁は、日々いろんな恐怖や不安を感じながら、それぞれ限界を超えないように頑張って生きています。

そこに「頑張って」と応援されても素直に「ありがとう」と思えない(ときがある)のは、頑張っているのに、「まだまだ頑張りが足りない」とお気楽な立場から否定されたように感じる(ときがあった)からでした。

がんの闘病・治療を続けていくには、ペースを考えることも必要でした。それを知らなかった私たち夫婦は、ある日突然、大切なやる気を失ってしまいました。 無理を続...

でも今は「頑張って」とか「元気出して」と応援されても心がモヤモヤしなくなり、素直に「ありがとう」と言えるようになりました。

それからわが家では、「話しを聴く」ことがルールになりました。がん患者に、聞かれてもいないアドバイスは必要ないと思います。答えは相手の中にあり、話を聴いて理解する(共感する)だけで応援できると私は考えています。

私が前を向いて歩いていけるのは、嫁が心・気持ち支えてくれているからです。嫁の支えがなかったら、私はがんの治療を続けられなかったと思います。 もしがんで治療...
胃がんで入院になり、お見舞いに来てくれた人がどんな言葉をかけたらいいのか?どう励ましたらいいのか?困っているのがすぐにわかりました。 がん患者の気持ち、本...

この本には、スピリチュアル的な表現が含まれています

毛嫌いして読まないのは、すごくもったいないです

私はスピリチュアル的な表現がちょっと苦手です。この本には、そのスピリチュアル的・宗教的な表現が含まれているけど、毛嫌いして読まないのはすごくもったいない内容です。

夢をかなえるゾウ(Amazon)」と同じくらい「人生で大切なもの」がわかりやすく書かれてあり、物語として読めば苦手な人でも受け入れられる内容だと思います。

がんは体と精神を同時に破壊していく病気です。末期がんとわかった2年前、心の中で「気持ちをしっかり持とう」と思っても、なにをどう持てばいいのかわかりませんでした。

自分が本当に大切にしたいもの、幸せと感じるものは、私が治療を続けることができる心の支えになっています。この本で、そのヒントや気づきをたくさん見つけることができてよかったです。

【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. 自分にとっての幸せ、なにが大切なことなのか再確認できた。
  2. しっかりした価値観を持てば、迷わず最善を選べるようになる。

コメント

  1. クニカズ より:

    いつもためになる記事をありがとうございます。3つの真実の本読みました。後半部分は自分と重なり目が涙でいっぱいになりました。1日のうち1%を自分の内側に意識してみようと思います。ありがとうございました。

    • 平八郎 より:

      クニカズさま

      こんにちは。コメントありがとうございます。

      お役に立つ内容の本でよかったです。
      自問自答する時間も大切ですよね。

      今後ともよろしくお願いいたします。

      平八郎

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