オプジーボをする前に、もう一度アブラキサン(パクリタキセル)+サイラムザで4クール治療をした副作用のまとめです。
中にはどうしようもない副作用もあり、今後どうすれば治療を続けられるか(いい体調をキープできるか)方法を考え直す結果になりました。
- アブラキサン+サイラムザについて
- 3~4クール目に現れた主な副作用と対策など
アブラキサン+サイラムザについて
基本的な情報
アブラキサン(パクリタキセル)+サイラムザの基本的な情報はコチラをご覧ください。静岡がんセンターの詳しい説明書のリンク等もあります。
投与について
私は2018年9月までパクリタキセル+サイラムザを2ndラインとして23クール投与しました。その後がんが進行しはじめ、エルプラット(オキサリプラチン)+TS-1、イリノテカンと抗がん剤を変更しています。
一般的に、この次はオプジーボの投与が選択されます。でも私は主治医の提案もあり、相談した結果アブラキサン+サイラムザに戻しました。その理由等はコチラをご覧ください。
抗がん剤の蓄積について
これまでの投与を含めると、アブラキサン(パクリタキセル)+サイラムザを合計27(23+4)クールしています。
副作用は個人差が大きく、必ず現れるわけでも、現れる時期も一定ではありません。詳しくは、主治医・薬剤師・看護師さんにご確認ください。
3~4クール目に現れた主な副作用と対策など
むくみ(浮腫)
むくみ(浮腫)は、アブラキサンとサイラムザのどちらも現れる副作用です。サイラムザが原因の場合、アルブミンが減ったり蛋白尿になってむくむとのこと。私はどちらも基準値なので、アブラキサン(パクリタキセル)の蓄積と推測されています。
- 顔(軽度)
- 足(軽度)→(中度)
マッサージや運動で改善するのは少しむずかしいと判断し、利尿降圧剤を処方してもらいました。服用は、朝か昼に。夕方以降に服用すると何度もトイレに起きて熟睡できないので控えてくださいとのこと。
末梢神経障害(しびれ)
詳しくはコチラをご覧ください。
骨髄抑制(白血球の減少)
- 抗がん剤のスケジュール(通常)
- 1週目:アブラキサン+サイラムザ
- 2週目:アブラキサン
- 3週目:アブラキサン+サイラムザ
- 4週目:休薬
- 抗がん剤のスケジュール(現在)
- 1週目:アブラキサン(減量)+サイラムザ
- 2週目:
アブラキサン(減量) - 3週目:
アブラキサン(減量)+サイラムザ - 4週目:休薬
▼血液検査、ケモった記録
▽白血球:低い(1470)、好中球約23%
▽抗がん剤:サイラムザ(4クール3週目、アブラキサンをスキップ)
▽その他:タンパク尿なし pic.twitter.com/rodGmiy6os— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) September 10, 2019
骨髄抑制(白血球の減少)の原因はアブラキサンです。減量をし、2週目は予定通りのスキップ、3週目は血液検査の結果で中止になっています。
▼G-CSF製剤の記録
▽フィルグラスチム(グラン)75μg pic.twitter.com/Jk0hp9jcWU— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) September 11, 2019
血液検査の結果をもう少し詳しく書くと、白血球(好中球)の素となる「単球」は作られているけど、副作用でそこから先に進みにくい状態とのこと。これを助けるG-CSF製剤を打ちながら治療を続けています。
味覚障害
- 味覚障害
↓ - 食欲が落ちる
↓ - 体力も落ちていく
まだ軽度だけど、味覚障害になると体力が落ちていきます。いまは嫁と工夫しながらいろんな味つけを試していて、最終的にはゼリー飲料や栄養補助食品も考えています。
発熱+頭痛
▼血液検査、G-CFS製剤の記録
▽土日に発熱(37.0-37.8の微熱)したため前倒しで受診
▽白血球:低い(1660)、好中球64.5%
▽ 単球が低く白血球がまだ下がると予想され、念のため抗生物質(クラビットのジェネリック)を1週間分処方
▽フィルグラスチム 75μg
▽今後の治療方針を相談して決める pic.twitter.com/nzOUYIfi1I— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) August 5, 2019
これまでなかった微熱+頭痛が3~4日続くようになりました。血液検査では極端に白血球が下がっているわけでもなく、炎症を示すCRPも上昇していませんでした。
私がしている対処法はコチラをご覧ください。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 治療を続けていく(いい体調をキープしていく)方法を考え直す。
- 小まめな歯みがき、うがい、手洗いで感染症に注意する。

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