抗がん剤【発熱】微熱が続いたときの対処法、体温を下げる方法など

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抗がん剤で治療を続けていると、白血球が減少して発熱することがあります。37.0度以上の微熱が続いたら、病院に電話しようか(行こうか)迷うことも。

とりあえず保冷剤等で体を冷やしながら様子をみるとき、体温を下げる方法が数パターンあると体調に合わせて選べるので便利です。

  1. 発熱したときの対処
  2. 体温を下げる方法
この方法は、使用中の抗がん剤によって逆効果になります。最後までお読みいただき、必ず主治医に相談・確認をしてください。
2019.09.07
読者様さまに教えていただいた方法を追記しました。
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発熱したときの対処

主治医からのアドバイス

様子をみて、遠慮せずに電話をする
  1. 37.0度以上の熱が出たら、抗生剤を服用する
  2. しばらく様子をみる(体を冷やす)
  3. 38.0度以上の熱が出たら、すぐ病院に電話をする

主治医からは、この3ステップを目安に対処するようアドバイスされています。38.0度以下でも体調がよくない(いつもと違う)と感じたら、遠慮せずに電話をして病院に行ってOKです。

発熱する原因

副作用(骨髄抑制)による感染症

私は抗がん剤の副作用(骨髄抑制)で白血球が減少します。夜に発熱することが多く、原因はだいたい感染症によるものです。

レボフロキサシン(クラビット)

頓服として抗生剤のレボフロキサシン(クラビットのジェネリック)が処方されていて、37.0度を超える微熱が続いたら服用し、しばらく様子を見るようにしています。

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体温を下げる方法

体温を下げる方法

数パターンあると体調に合わせやすい

様子をみながら体温を下げる方法は、数パターンあると体調に合わせて使い分けできます。(下痢のときにアイスクリームは無理など)

  • 濡れタオルで冷やす
  • 保冷剤で冷やす
  • 冷たいものを食べる
    など
抗がん剤で治療を続けていると、副作用で発熱したり食欲不振になることがあります。食事ができず、体力も落ちていきます。 このアイスは、体にやさしい豆乳やはちみ...

ツイッターの警視庁警備部災害対策課でも体温を下げる方法(熱中症対策)が紹介されていたので、やってみました。

用意したもの

水温計、洗い桶

水温計 洗い桶1

用意したのは、小さな「水温計」とやや大きい「洗い桶」。予算は1,000円です。

  • 水温計:198円
  • 洗い桶:680円
    どちらも大手ホームセンターで購入

小さな水温計は吸盤がついていて約9cm。0~50℃まで計ることができます。やや大きいキッチン用の洗い桶は、容量が約8L、横36×縦33×高14cmです。

使い方

大きめの洗い桶は、足湯にも使える

洗い桶2

洗い桶の内側に水温計をつけ、水温が10~15℃になるまで少しずつ氷を加えていけばOK。平らな部分があると吸盤(水温計)をつけやすいです。

大きめの洗い桶を用意したのは、イスやベッドに座って足でも体温を下げたかったからです。40℃前後のお湯を入れると、足湯にも使えて便利ですよ。

オキサリプラチン(エルプラット)は、冷たいものに触れるとしびれやすい抗がん剤です。手足を冷やすと「しびれ」が悪化する可能性が高く、必ず主治医に相談・確認をしてください。

感想

思った以上に体温が下がります

10~15℃の水温は、ひんやりした井戸水や湧き水を感じさせる温度です。微熱があるときに手足を入れると、すごく気持ちよかったです。水温を下げ過ぎるとじんじんしてくるので、水温計は必要と思います。

足で体温を下げる(足湯として使う)場合、洗面器やバケツでちょうどいいサイズを見つけることができませんでした。たぶん洗い桶のサイズ感がベストと思います。

追記

氷のう(アイシングバッグ)

100円ショップで十分でした

氷のう(アイシングバッグ)1 氷のう(アイシングバッグ)2

氷のう(アイシングバッグ)は、格闘技系のスポーツでよく使われるアイテム(700円前後)です。取り扱いは大型店舗に多く、とりあえずダイソーで2つ購入したけど私には十分でした。

大きさは、この状態で直径約15cm、最大400mlほどの容量です。

使い方

両脇、内もも等にフィットさせて
  • 水:200ml
  • 氷:適量
    水温10~15℃を目安に調整

中に空気が入らないようにキャップをすると、体(両脇、内もも等)にフィットさせやすくて使いやすいです。

37℃後半の微熱になると、起き上がるのがツラくなってきます。氷のうは寝ながら水温10~15℃の水で体を冷やすことができ、冷たすぎる保冷剤よりよかったです。ありがとうございました。

詳しくは、ページの一番下のコメント欄をご覧ください。

【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. 微熱が続いたときの対処法を、主治医に確認しておく。
  2. 体温を下げる方法は、数パターンあると体調に合わせやすい。
  3. 10~15℃の水温で手足を冷やす方法は、思った以上に体温が下がる。
  4. とてもよかったので、対処パターンのひとつに加えた。

コメント

  1. Y.M より:

    初めまして こんにちは。
    先月に乳がんの告知を受けまして先週から抗がん剤治療を治療を受けている者です。よろしくお願いします^^
    この1か月癌について、治療について、副作用について、栄養についていろんな方のブログで学んできました。
    こちらのサイトへは副作用対策の検索でたどり着きました。とても分かりやすくて参考になりました。ありがとうございます。
    いつも情報をいただいてばかりなので今日は、今日のお題の「熱さまし」で私の子育て経験から一つ提案させてください。
    体の太い動脈を保冷剤等で冷やします。息子は小さいころからしょうがくせいまで、決まっていつも一番困る時に熱を出すことがありました。そう、金曜日の夜です。解熱剤を極力避けたかったのでやっていたのが、横向きに寝た状態で足の太ももの付け根や両腕の脇の下に水枕の中に氷水をいれたものや、保冷剤をタオルに包んで温度調節し、それを太い動脈の上に置いて安静にするだけです。氷の方が安全です。0℃で溶けるので凍傷になりません。お役に立てれば幸甚です。

    • 平八郎 より:

      Y.Mさま
      はじめまして、こんにちは。^^

      当ブログを運営・管理している平八郎と申します。ブログをご覧いただき、コメントまでしてくださりありがとうございます。

      ひと言に微熱といっても、37.5℃より高い・低いで体感するツラさも変わってきますよね。アドバイスしてもらった方法は、起き上がるのがツラくなってくる高い微熱のときにいいと思いました。

      保冷剤は冷たすぎると思っていたので、氷水で冷やすのもすごくいいと思います。早速、水まくらか氷のうをいろいろ見てみようと思います。

      乳がんの告知からまだ1か月、副作用で変化していく体調、心の中で処理できない気持ちと葛藤する日々が続いていると思います。そんな中、貴重な情報を本当にありがとうございました。治療が奏功することを切に願います。

      こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。^^
      平八郎

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