病院食、まっずー。
(; ・`д・´)
胃がんで入院生活がはじまり、病院食があまり美味しくないことに動揺。栄養のバランスなど体に良いとは思うけど、さすがにこれは…。
とりあえず嫁を呼んで、今後の食事や食生活の改善も含めて作戦会議をすることに。記録を続けた結果、いろんなことがわかってきました。
病院食の記録、共有したこと
【お願い】この記事は、私(末期のスキルス胃がん、転移性肝がん)が入院中に食べた病院食を元に書いています。参考にされる場合は、主治医・管理栄養士さんに必ずご相談ください。
病院食を今後に活かす作戦会議
嫁と二人、病院食をいろんな角度から作戦会議をした結果、味が口に合わないだけということがわかりました。
- 栄養のバランス → 良し
- 嫌いなもの → 特になし
- ボリューム → 丁度よい
- 食べる時間 → 悪くない
- 味つけ → ちょー不味い
そこで、レシピではなく、病院食に使用されている食品・食材を記録していくことに。退院したとき、その食品・食材を使って(参考にして)、嫁がわたし好みの味つけでレシピ・メニューを考えていくことにしました。
使われている食品・食材を記録する
病院食に使われている食品・食材は、二人で情報を共有しました。患者目線、主婦目線、お互いに気づく視点が違います。
毎食、ざっくりと書かれたメニューとおかずをスマホで撮り、嫁にLINEで送信。できる限り、おかずに使われている食品・食材を細かくメモし、アップ画像を送信することも。
これを(一時退院しながら)半年ほど続けました。
病院食を記録して、わかったこと
私は、必ず毎日
にんじんを食べています。
使われていた食品・食材【野菜】
病院食で、圧倒的に使われていた野菜は「にんじん」でした。
- にんじん
- 大根
- トマト
- ブロッコリー
- パプリカ・ピーマン
- キャベツ
- きのこ
- 玉ねぎ
- ほうれん草
- ズッキーニ
にんじんの使用回数は断トツで、病院食は毎日がにんじんパーティー。入院病棟では、今日も盛り上がっているはずです。
にんじんは、管理栄養士が必ず使うほど栄養バランスの中心といえる野菜なんだと思います。スーパー等でも安定して手に入れやすく、わざわざ他の野菜で栄養(ビタミンA、βカロテン等)を摂る理由がありません。
使われていた食品・食材【たんぱく源】
病院食で、思った以上に使われていたたんぱく源は「鶏肉」でした。
- 鶏肉
- 魚(ツナ、煉りものを含む)
- 豆腐・大豆製品
- 卵(鶏卵)
- 牛乳
豚肉と牛肉が使われた記録は、ありませんでした。たぶん脂質の多さが理由で、見逃しもないと思います。
動物性たんぱく・乳製品を、食べる派、食べない派。がんを治すのに、いろんな考え方、いろんなことを言う人がいます。私には、どれが正解なのかわかりませんし、ここでは考えないことに。ちなみに、私は動物性たんぱく・乳製品を食べる派です。
季節や旬の食品・食材
私が入院していたのは、春先から秋口にかけてです。その中で、季節や旬を感じる食品・食材も多数ありました。
- 白菜
- かぼちゃ
- カリフラワー
夏になると、これら↑の野菜はなくなっていきました。冬になると、もっと使われる野菜だと思います。
- 菜の花
- じゃがいも
- いんげん
- 小松菜
- なす
- チンゲン菜
- オクラ
- グリーンピース
- きぬさや
- 冬瓜
- さつまいも
菜っぱ類・豆類・いも類といった野菜は、ローテーションしながら使われていました。この辺りは、季節・旬の野菜を食べていけばいいと考えています。また、よく使われていた野菜ベスト10のパプリカ、ズッキーニは、夏場に入院したことが理由と思われます。
豆腐・大豆製品は、季節に関係なく使われていました。これを参考に、豆腐・大豆製品は意識して食べることが増えました。
春先と秋口には、魚のメニューが多かったです。なので、夏場は鶏肉、冬場は魚がメインの動物性たんぱくと推測しています。
思った以上に少なかったのは、海藻類でした。これは、私がカリウムを調整しにくい体なのも影響しています。
病院食をまとめた結果
病院食をまとめてみた結果、私はにんじんを必ず食べ、よく使われていた野菜ベスト10、季節・旬のものを食べるように、食事・食生活の改善をしていきました。
どの食材にもいえることは、特別なものはなく、普通にスーパーで手に入るということです。栄養のバランスとは、ベースとなる野菜を食べ、偏食をせず、いろんな季節・旬のものを食べることじゃないかと理解しています。
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【まとめ】考えたこと、やったこと
- 病院食は、使われている食品・食材に注目して記録した。
- 嫁と二人で、食品・食材の情報を共有した。
- 統計をして、にんじんと季節・旬のものを食べるように食事・食生活の改善した。
- 栄養のバランスとは、偏食せず、いろんな季節・旬のものを食べることと考えた。

あとがき
病院食を記録し続けて、本当によかったです。
この後、もう食べられないと諦めていたメニューが、むしろ食べるべき理想のメニューという発見になり、私は狂喜乱舞。わが家の抗がん飯になっていきます。