抗がん剤治療には副作用があり、いい体調をキープするために症状を緩和・軽減する薬をいくつか処方してもらっています。
その薬にも副作用が多少あり、自分の体に合った薬を見つける(変更していく)ため、私がライフログノートを活用している方法です。
- 副作用と体調管理、ノートを活用する理由
- 自分の体に合った薬を見つける方法
副作用と体調管理、ノートを活用する理由
抗がん剤の副作用を、緩和・軽減する薬
抗がん剤には、必ず副作用があります。いい体調をキープするため、症状を緩和・軽減する薬をいくつか処方してもらっています。
- 便秘・下痢
- 吐き気
- 痛み・炎症
- かゆみ・乾燥
- 鼻血・鼻炎
など
緩和・軽減する薬の副作用
抗がん剤の副作用を緩和・軽減する薬にも、多少だけど副作用があります。あまり危険な副作用はないけど、体に合わず、これまで何度か変更しています。
がんは一生つき合う慢性疾患。微妙に体に合っていない薬を続けると、ストレスも溜まってきます。私は遠慮せず、主治医や薬剤師さんに変更の相談をしています。
ノートを活用する理由
私はライフログノートをつけています。
ライフログとは、時系列に行動や考えたことなど生活の記録(メモ)をしていくことです。すべて記録するのは大変なので、体調に関係することを中心にざっくりとメモしています。
- 体調の変化
- 体温・体重
- 食事の内容
- 運動・ストレッチ
- トイレの回数
- アイデア・体験・感想
- だれかに伝えること
- その他メモ
など
生活リズムが安定し、毎日同じようなことを繰り返すと記憶が曖昧になってきます。ライフログを記録することで、微妙な体調の変化も把握できるようになりました。
また、ノート(アナログ)で記録すると記憶も定着しやすいので、私は気に入っています。
私が使っているライフログノート
私がライフログに使っているのは、ミドリのMDノート(A5方眼)です。方眼は線を引く手間がないので気に入っています。
丈夫な紙質でインクの裏抜けがしにくく、紙(レシートや外来の予約票控え)などを貼っても裏面があまり凸凹しません。他に、文庫・新書・A4サイズ、罫線・無地などラインナップがあります。
自分の体に合った薬を見つける方法
私のライフログノートのつけ方
- いつ
- なにを(なにが)
- どうした(どうなった)
1日のはじまりはシールを貼って目立つようにし、「日付け・曜日スタンプ」を利用しています。左側には「時間」を記入し、その右横に「体調の変化」や「メモ」を記入しています。
1.同じリズムで生活する
毎日の生活は、できる限り同じリズム・パターンで生活するようにしています。そうすることで、体調の変化に気づきやすいです。
2.少しずつ変化させる
たくさん薬を変更すると、どれが体調を悪くする原因だったのかわかりにくくなります。変更する薬は、1回にひとつと決めています。
3.1週間は続ける
体調の変化を確認するまで、最低でも1週間は続けています。結果を焦ると、二度手間になって時間をロスすることが多いです。
4.結果を主治医に相談する
結果を主治医に相談するのは、とても大切なことです。個人で勝手な判断はせず、私は必ず主治医や薬剤師さんに結果を報告しています。
5.信頼関係が強くなる
体調の相談は、主治医や薬剤師さんと大切なコミュニケーションです。
主治医や薬剤師さんが診た患者さんに同じような体質の人がいたら、「平八郎さん、こんなことない?」と自分でも気づいていないことを聞かれることもあります。
こういった情報は、信頼関係が強くないとなかなか出てこないと思います。体調管理は、主治医と二人三脚していく大切なコミュニケーションの素と私は思います。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 自分の体に合った薬を見つけるため、ライフログノートを活用する。
- 自分に合った薬とは、副作用の少ない薬のこと。
- ライフログノートは、その薬を見つけるための体調記録。
- 体調管理は、信頼関係を強くするコミュニケーションの素。

