2016年4月、スキルス胃がん+転移性肝がんと告知され、余命半年と宣告されました。それから3ヵ月後の肝臓を比較したCT画像。
その頃の闘病生活を振り返って、やって良かったと思うことや失敗・反省したこと、注意したこと、感想など。
- がんの告知直後、告知から3ヵ月後の肝臓を比較したCT画像
- 選んだ治療方法、重大な失敗、はじめにした生活習慣の改善
転移性肝がんのCT画像比較
2016年4月(がんを告知される)
2016年7月(告知から3ヵ月後)
肝臓のCT画像・2016年4月
2016年4月、抗がん剤治療をはじめる前の転移性肝がんのCT画像。肝臓全体に広がっているモヤっとした黒い斑点が、すべてがん。(画像の手前側が頭、奥が足です)
肝臓自体が腫れているわけではなく、多発した転移性肝がんが大きくなり肥大している状態。肝臓の機能は日に日に失われ、非常にきびしい状況でした。
肝臓のCT画像・2016年7月
2016年7月、抗がん剤治療をはじめて3ヵ月後の転移性肝がんのCT画像(ほぼ同じ位置です)。抗がん剤が効き、多発した転移性肝がんは20%ほどまで小さくなる。
お腹の張りはなくなり、手で触ってわかるほど硬かったスキルス胃がんも柔らかさを取り戻しはじめる。
この頃の闘病生活を振り返って
主な治療方法、抗がん剤など
最初に投与した抗がん剤は、TS-1+シスプラチン(ランダ)。これは副作用が強く出てしまったため、1クールで中止しました。効くことは確認できたので、当時と比べて体力が戻っている今、切り札の治療方法として温存しています。
次に投与した抗がん剤は、パクリタキセル(タキソール)+サイラムザです。TS-1+シスプラチンより副作用が少なく効果があり、主治医と相談した結果、行けるところまで続投することに決めました。
失敗や注意したことなど
余命半年、そう宣告された私は焦っていました。その結果、単独行動をして1つの重大な失敗をしています。この経験から私はがんを治療するルールをつくり、必ず従うと決めました。
やって良かったこと、感想など
がん治療をはじめるのに、自分ができることは2つしかないことがわかりました。
- 治療方法と主治医を選ぶ
- 健康的な生活習慣にする
治療方法を選ぶためには、知識と情報が必要です。その中でも「国立がん情報サービス」は、後悔しないために目を通すべきサイトです。
生活習慣の改善は、運動からはじめました。私が選んだ運動は、ウォーキングと動的ストレッチです。これは、いまでも続けています。
運動を続けた結果、運動量より継続させることが大切ということがわかりました。治療による副作用を含めた体調管理とのバランスになりますが、これは自分しか判断できません。いろいろ相談しながら、運動量と時間帯はいまも変化し続けています。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 治療方法と主治医は自分で決め、国立がん情報サービスを中心に情報収集。
- 最初の抗がん剤は副作用が強く、主治医に相談して自分の判断で中止した。
- 体調管理に集中し、運度から健康的な生活習慣に改善していった。

平八郎が読んだ感想 心が軽くなり、迷いがなくなった