2016年4月、スキルス胃がん+転移性肝がんと告知され、余命半年と宣告されました。それから3ヵ月後と5ヵ月後の肝臓を比較したCT画像。
その頃の闘病生活を振り返って、やって良かったと思うことや失敗・注意したこと、感想など。
- がんの告知から3ヵ月後と5ヵ月後の肝臓を比較したCT画像
- 体調管理と生活リズム、食生活を改善するヒント、CVポートの埋め込み手術など
転移性肝がんのCT画像比較
2016年7月(告知から3ヵ月後)
2016年9月(告知から5ヵ月後)
肝臓のCT画像・2016年7月
2016年7月、抗がん剤治療をはじめて3ヵ月後の転移性肝がんのCT画像。(画像の手前側が頭、奥が足です)
多発した転移性肝がんは、告知された3ヵ月前と比較して20%ほどの大きさに縮小。手で触ってわかるほど硬かったスキルス胃がんも、柔らかさを取り戻しはじめる。
肝臓のCT画像・2016年9月
2016年9月、抗がん剤治療をはじめて5ヵ月後の転移性肝がんのCT画像(ほぼ同じ位置です)。転移性肝がんはさらに小さくなり、約10%ほどに縮小する。
小さくて硬くなっていたスキルス胃がんは柔らかさを取り戻し、普通に食事ができるまでに回復。
この頃の闘病生活を振り返って
主な治療方法、抗がん剤など
スキルス胃がん+転移性肝がんで、私が選んだ治療方法は化学療法(抗がん剤)。摘出手術は、基本的にしない方針です。
2016年5月から投与をはじめた抗がん剤は、パクリタキセル(タキソール)+サイラムザ。体に現れる副作用は、いまでも変化しています。
失敗や注意したことなど
抗がん剤の治療をはじめた当初、一番むずしかったのが体調管理でした。注意していても、発熱、風邪をひく、感染症(どの痛み)、口内炎などを発症し、これまでの生活習慣はぜんぜん通用しませんでした。
新しい生活習慣・リズムをつくる半年間、副作用を主治医に相談しながら症状を軽減する薬を処方してもらい、現在も少しずつ薬を変更しています。
看護師さんのアドバイスも的確で、数え切れないほど支えていただきました。
やって良かったこと、感想など
運動・ストレッチをはじめて徐々に体力・筋力が回復しはじめた私は、食生活の改善に取り組んでいきました。病院食を写真に撮って記録したのは、本当に良かったです。食生活を改善するヒントがたくさん見つかりました。
この頃、CVポートの埋め込み手術もしました。CVポートを埋め込むと、抗がん剤の点滴中は両手がフリーになります。これが想像以上に快適で、点滴針が腕に刺さっているストレスが大きかったことに驚いたのを覚えています。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 副作用を主治医に相談しながら、症状を軽減する薬を処方してもらった。
- 体調管理を一から見直し、新しい生活習慣・リズムをつくっていった。
- 看護師さんにも積極的に相談し、貴重なアドバイスをたくさんもらった。
- 食生活を改善するため、病院食に使われている食材を記録していった。
- CVポートの埋め込み手術をしたら、抗がん剤の点滴が劇的に楽になった。