2016年4月、スキルス胃がん+転移性肝がんと告知され、余命半年の宣告。その肝臓がんの大きさを、告知された直後、10か月後、1年1か月後で比較したCT画像です。
末期がんの告知から1年が過ぎ、今後の検査予定、いま感じていることなど。
- 転移性肝がんのCT画像比較
- 主な治療方法、副作用など
- 今後の検査予定
- 生活習慣を改善し続けて、感じていること
転移性肝がんのCT画像比較
2016年4月(がんを告知された直後)
2017年2月(10か月後)
2017年5月(1年1か月後)
肝臓のCT画像・2017年2月
2017年2月、抗がん剤治療をはじめて10か月後の転移性肝がんのCT画像。(画像の手前側が頭、奥が足です)
丸印の部分が、がんです。
2017年1月に気胸のため手術をし、抗がん剤を1か月中断しています。その後、抗がん剤を1クールした直後にCT検査をしました。
前回のCT検査では、がんの大きさに変化はありませんでした。抗がん剤を中断したためなのか、限界なのか(耐性をつけたのか)判断できず、もう2クール抗がん剤治療を継続。その結果が今回↓のCT画像です。
肝臓のCT画像・2017年5月
2017年5月、抗がん剤治療をはじめて1年1か月後の転移性肝がんのCT画像。(ほぼ同じ位置です)
転移性肝がんは、主治医に丸印をつてもらわないと見分けられないほど小さくなってきました。このサイズのがんが、(少しつながった状態で)あと数か所残っています。
赤矢印の部分は肝臓の輪郭や血管等で、がんではありません。フォアグラの断面を想像してもらうと、イメージしやすいかと思います。
これまでの治療と今後の予定など
主な治療方法、副作用など
スキルス胃がん+転移性肝がんの私が選んだ治療方法は、化学療法(抗がん剤)。基本的に、摘出手術は考えていません。
2016年5月から投与している抗がん剤は、パクリタキセル(タキソール)+サイラムザです。今回の結果で、このまま続投することを決めました。
副作用はちょっとずつ変化していますが、主治医が処方してくれる薬・看護師さんのアドバイスのおかげで、1年前と比較にならないほど体調をコントロールできるようになりました。
今後の検査予定
転移性肝がんには、主に「タキソール」が効いていると主治医は推測しています。ここからが正念場で、今後は造影剤を使ったCT画像でも大きさを確認していく予定です。
スキルス胃がんは、早い時期からCTでわからないほど薄くなっていました。しかし胃カメラ検査でまだ消えていないことが分かっています。こちらも造影剤を使ったCTで確認しながら、主治医と相談して治療をしていきたいと思います。
生活習慣を改善し続けて、感じていること
↓これは私が約1年前、がんになった原因を考えていて、なぜ生活習慣を改善するのか理由や意味がわかった(自分なりに納得した)話しです。
1.死の恐怖やストレスなど、心のコントロールをすること
2.乱れた生活リズムを、自分に合ったリズムに変えること
3.食事は栄養のバランスを意識し、適度な運動もすること
これを日本風に言い換えると、「心・技・体」の乱れを改善するべし。つまり、精神や感情をコントロールし、生活リズムをつくる技術を身につけ、身体をつくる食事と運動をすることは三位一体。このすべてを改善すること。
という訳で、この基本方針は1年前と変わっていません。病院はサポートをしてもらうところで、毎日コツコツと同じことを繰り返しています。
ただ、考え方は少し変わりました。肩の力が抜けてシンプルな思考になっています。
生活習慣の改善は、がんと闘う方法でもあるけど、本当の目的は○○することだったと強く感じるようになりました。たぶん、末期がんから奇跡の生還をしている本当の理由は、これ↓じゃないかと思っています。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 転移性肝がんは、耐性をつけることなく小さくなり続けている。
- 引き続き、抗がん剤「パクリタキセル+サイラムザ」を続投。
- がんの大きさを確認するため、造影剤を使ったCTでも検査をしていく。(予定)
- 生活習慣の改善を1年間続けて、本当の目的と感じること・考え方が変わった。
