2016年4月にスキルス胃がん+転移性肝がんと分かり、末期がんと診断されました。それから1年4か月経った転移性肝がんを比較したCT画像です。
- 告知された直後
- 1年1か月後
- 1年4か月後
そのCT画像を比較しながら主治医と話したこと、今後の治療、インチキ診療のことなど。
- 転移性肝がんのCT画像比較(2か所)
- インチキ診療のCT画像トリックについて
- 主治医と話したこと、今後の治療など
転移性肝がんのCT画像比較
【CT画像の一覧】
2016年4月(がんを告知された直後)
2017年5月(1年1か月後)
2017年8月(1年4か月後)
転移性肝がん(1)CT画像比較「上部」
2017年5月(1年1か月後)
↓
2017年8月(1年4か月後)
CTの検査には、ふつうに撮影する単純CTと、造影剤を使って撮影する造影CT(ダイナミックCT)の2種類あります。造影CTは、血管を白く写してがん細胞をハッキリ確認できるのが特徴。そして今回から、小さくなったがんを造影CTで確認していく予定です。
肝臓上部の転移性肝がんは、前回と比較してさらに縮小。うち1か所は、消滅と言っていいほど確認できなくなっていました。もしこれが血管だったら、白く写ります。
転移性肝がん(2)CT画像比較「下部」
2017年5月(1年1か月後)
↓
2017年8月(1年4か月後)
肝臓下部の転移性肝がんも、さらに縮小。抗がん剤に、耐性をつけていないことも確認できました。
スキルス胃がんに関しては、造影CTでも確認できないほど範囲が狭くなっている(一部寛解しながら薄くなっている)とのこと。2017年4月の胃カメラ検査で、まだ残っていたのが確認されています。
インチキ診療のCT画像トリックについて
余談ですが、インチキ診療のトリックにCT画像の比較があり、この2つのパターンが有名です。
- 単純CTと造影CTを並べる
- 比較する断面の位置が違う
このブログにアップしているCT画像は、前回(1年1か月後)までが単純CT、今回から造影CT(になる予定)です。画像はすべて、がん細胞がわかるようにコントラスト調整をしていて、下記リンクのようなトリックは一切ありません。
「がんが消えた」ように見せかけるトリック|朝日新聞(web魚拓)
私は標準治療(抗がん剤)だけで治療することに集中していて、「よくあるご質問」でも代替療法を否定しています。
主治医と話したこと、今後の治療など
生きたがん
(主治医がCT画像を見ながら)
うん、ええ感じやね。でも小さくなるということは、このがん細胞は生きてるってこと。
じつは(がん細胞が)消滅してて抜け殻みたいに大きさが変わらん、てこともあるんやけど、まだこいつは死んでない。生きたがん。
つまり、小さくてもぶり返す力を持っているから、これまで通り油断せず(お互い)できることに集中していきましょう。という話しでした。
私が集中することとは、運動を中心とした生活習慣の改善。運動で約50%、食事と睡眠(メンタルの強化)の改善で50%ほどの割合です。これが自分に合ったパターンで、いい体調を維持できていると思います。
主治医が診察で「生きたがん」と表現したのは、これが初めて。この隙をまったく見せず、私の体調を客観的に判断し続けるクールな感じが私は大好きです。(いつもこんな会話を1分単位でしていきます)
今後の治療について
治療は、「パクリタキセル+サイラムザ」を続投。2016年5月から投与している抗がん剤です。
このまま完治(寛解)まで押し切れたらいいなぁと思いますが、私は私のできることをやり続けるだけです。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 私は、私が今しかできないことをやり続けるだけ。