がんの情報は、収集よりも客観的に判断することが大切と思った話

審判

  • 現代人は、塩分の摂りすぎで体のミネラルバランスが崩れています。
  • とくにがん患者は塩分の摂取を控え、野菜をたくさん食べましょう。

この間違った情報を鵜呑みにした私は、がんを治すには、情報収集よりも客観的に判断することが大切ということを学びました。

  1. がんの情報を鵜呑みにした私のキケンな例
  2. がんの情報を客観的に判断する自分のルール
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がんの情報を鵜呑みにした私のキケンな例

たくさん野菜を食べた結果

たった2週間で危険ゾーンに接近。

2016年4月、肝臓に転移した末期のスキルス胃がんと宣告された私は、なにかしなければと焦っていました。ちょうどそのころ、この塩分の摂りすぎはミネラルバランスを…という情報を知り、野菜をバカほど食べはじめました。

主治医は、血液検査でその異変にすぐ気づきます。

平八郎さん、最近野菜とかめっちゃ食べてへん?まだ大丈夫やけど、このまま食べ続けたら死ぬよ。ホンマに。

ΣΣ(゚д゚lll)

このとき、血中のカリウムが基準値の平均 4.0 から 5.5 mEq/Lに急上昇していました。

逆効果になることもある

突然死を招く正反対のことをしていた。

  • 高カリウム血症。血中のカリウム濃度が上がり、放置しておくと不整脈から心停止になる可能性がある症状。自然に下がるのを待つしかない。
    Wikipedia 高カリウム血症

主治医によると、血中のカリウム値が上昇したときの危険度は、だいたいこんな説明でした。

  • 6.0 mEq/L 以上 ← 厳重注意
  • 7.0 mEq/L 以上 ← 超危険
  • 8.0 mEq/L 以上 ← たぶん生きてない
    ※ 基準値 3.3~4.8 mEq/L

腎臓、肝臓に障害がある場合、カリウムを尿から正常に排泄できないことがあります。私は転移性肝がん。なのに、カリウムを多く含む野菜など区別せずにたくさん食べていました。

実際に朝夕の血圧測定で脈が飛び、1時間以上かけて心臓のエコー検査をしています。その結果、心臓に異常はなく、不整脈は肝臓がんと野菜(カリウム)の大量摂取によるものと診断されました。

情報を、どう判断するかは自己責任

自分にとって正解とは限らない。

多くの人に良いとされる食べものでも、ピーナッツによるアナフィラキシーショックなど特定の人にとっては猛毒になることがあります。

アナフィラキシーは、じんましんなど全身にアレルギー症状がでます。のど(気道)も腫れるので、あっという間に呼吸ができない危険な状態になります。

ミネラルバランスが崩れていると思い込んだ私は、野菜をたくさん食べました。でも実は崩れていなくて、しかも肝臓がんでカリウムの排泄機能が安定していません。たった2週間で危険ゾーンに近づいたこの情報は、私にとっては間違った情報でした。

この経験から、一見正しいと思われる情報でも内容を確認して客観的に判断することが大切。そして、どう参考にして扱うかは自己責任、ということを学びました。

判断

がんの情報を客観的に判断する自分のルール

情報の種類と選別

がんに関する情報は、多く知っているほうが有利です。その情報には大きく分けて2種類あると私は考えています。

  • 信憑性が高い情報、低い情報
  • 自分に合う情報、合わない情報

この中から、いま自分に必要な情報だけを選び出せる判断力が必要です。

ルールをつくった理由と参考にした本

私は、デカルトの「方法序説」を参考に自分のルールをつくっています。やみくもに行動を変えたり取り入れると、結局遠回りになる(時間をムダにする)ことがあり、ルールを決めておく必要性を感じたのが理由です。

デカルトが方法序説で提言した4つのルールと3つの心構えは、いろんな問題の解決に応用できる使いやすい内容だと思います。

4つのルール

  1. はっきり正しいと思えない限り受け入れないこと。即断と偏見を避け、いろんな角度から検討すること。
  2. むずかしい問題はよく理解するため、できる限り細かく分けたり分類して考えること。
  3. 一番単純でわかりやすいことからはじめて、焦らず、少しずつ難しい問題に進んでいくこと。
  4. 見落としがないか(もっと改善できないか、もっとシンプルにできないか)常に確認すること。

やることがたくさんあった場合、どれから手をつけていいのか分からない状態になります。一つひとつ前進しやすいこのルールは、客観的に判断するタイミングが多いのも特徴です。疑問点を見つけやすく、納得できるまで検討することができます。

※ 私用に一部を改変し、要約した内容です。詳しくは、方法序説をご確認ください。

3つの心構え

  1. 主治医や看護師に相談すること。いろいろな意見や考え方がある場合は、極端なことをしない。
  2. 一度やると決めたら、なにか答えが出るまでやり抜くこと。途中で方向を変えたり、立ち止まると迷走する。
  3. いまの状況を運命と決めつけず、自分に打ち克つこと。周りではなく、自分を変えるために努力し続けること。

とくに、主治医や看護師さんに相談することは大切だと思います。がんに関する知識や経験も豊富で、相談することが自立することにつながるとも考えています。自分ひとりで判断することは、信頼関係を無視して孤立してしまうと私は思います。

※ 私用に一部を改変し、要約した内容です。詳しくは、方法序説をご確認ください。

私は、主治医・看護師さんとの関係を大切にするため、5つのことに気をつけています。それが、がん難民にならない方法にもなっています。 そして末期がんの治療をは...
スキルス胃がん+転移性肝がんの治療を続けて2年。ネットでもいろんな情報を知ることができました。 たくさんの人にサポートをしてもらえるようになり、いろんな患...

【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. がんの情報は、すべて自分に合う内容とは限らない。
  2. 一見正しい情報でも、確認をして客観的に判断することが大切。
  3. その情報を参考にするのか、どう扱うかは、最終的に自己責任。
  4. がんの情報と自分の行動を客観的に判断するルールをつくった。
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