末期がんの私が【メンタルを整えた方法】正解のない問題の考え方

612846

頭が混乱して、どうしていいかわからない。そんなとき、私がメンタルを整えることができた考え方、方法の一つをまとめてみました。

嫁も私自身も、この変化には驚いています。

  1. 正解のない問題とは
  2. 私がメンタルを整えた方法
  3. その結果
スポンサーリンク
Google AdSense PC

正解のない問題とは

末期がんの告知と余命の宣告

肝臓に転移している末期の胃がんと告知され、余命半年と宣告されたとき、私は「正解のない問題」に対して「いますぐオマエの答えを出せ」と見えない何かに迫られたような気がしました。

いつかちゃんと考えないといけない、そう思いながら先延ばしにしていた問題。そのどれもが難問で、見て見ぬふりをしていた問題。

正解のない問題とは

私にとって正解のない問題とは、一言でいうと「自分にとって幸せとは何か?」という問題です。

自分のこと、家族のこと、仕事、友人・知人、さらにがんの治療方法、なにを食べるのか、睡眠・生活リズム、適度な運動とは、その他もろもろの人生に対して、何をすれば・どう考えれば幸せなのかを答える難問。

余命という限られた時間内に、すべて答えを出さないといけない状況に追い込まれました。悩み、迷い、時間だけが過ぎ、ますます答えが出せなくなる。同じように、家族もなかなか答えが見つからない。それが、がんの告知と余命の宣告。そう私は感じました。

正解がないと思う理由

人生は、やり直しができません。あの日に戻って違う選択をできません。つまり、出した答え・結果が正解だったのかどうか確かめようがありません。

それでも正解を探し、がんのできるメカニズムがどーのこーの…、ビタミン・ミネラルがうんたらかんたら…と情報を求めました。ムダではありませんでしたが、知識や情報が増えても心が落ち着くことはありませんでした。

そして私は、どこかに正解があると考えるより、そもそも正解なんてない。ない正解を探し求めて迷走するなら、全力で最善を尽くしたほうがいい。そう考えるほうが合理的な気がしました。これが、正解なんてないと思う私の理由です。

881673

私がメンタルを整えた方法

  • 私は最善と思うことをやり尽くして、結果よりも自分に納得・満足したいです。

最善を尽くすとは(私の定義)

最善を尽くすとは、選んだ理由がはっきりしていること

私は選んだ内容よりも、選んだ理由を大切にしています。誰かに決めてもらったり決められないまま放置してしまうのは、選べないからだと思っています。

最善を尽くすには、自分の中にしっかりと判断基準・価値観をつくって選べること。そうすれば、たとえ迷ったとしても、どんな結果になっても、自分に対して納得したり満足できると考えています。

本を読む

自分と違う判断基準・価値観にふれる

人生の残り時間が少ないことは、十分に理解しています。それでも、本を読んだ時間は予想以上に価値がありました。

1.新しい判断基準・価値観に気づける

ジャンルを問わず名著・古典といわれる本を読むと、心を動かされる文章に出会うことができます。「なるほど」と理解するレベルを越え、ハッとして心が揺さぶられ、なにかに気づくことがあります。

読んだあとでも、たとえば星の王子さまで有名な「大切なものは、目に見えない」がずっと頭のどこかで気になっていて、突然なにかと結びついて「あっ!」と気づくこともありました。

この気づいた瞬間が、自分の中に新しい判断基準・価値観ができる瞬間だと思っています。または、バージョンアップする瞬間と言えるかもしれません。

なので「大切なものは、目に見えない」ってなんだろう…とネットで検索して、他人の感想や気づいたことを知っても、それは意味のないことと私は思います。

2.自分の判断基準・価値観を再確認できる

本を読むと、「それはナイと思う」とか「それは納得できない」という内容もあります。これはこれで、とても重要な瞬間と思っています。自分の中にしっかりとした判断基準・価値観があり、そう思う理由を説明することで再確認できます。

また、意見が違う人に耳を傾ける訓練にもなりました。自分と違う判断基準・価値観の人をたくさん知ると、「違う」ことを「間違っている」と思わないようになりました。

3.自分が最善を尽くせる状態か確認できる

たとえば、うつ病にならない・悩まない方法が書かれているD・カーネギーの名著「道は開ける」を読んで、もし「何度も読んで知ってる」とか思ったら最善を尽くせる状態じゃないかも?と自分を見つめ直します。

「知っている」ことと「できる」ことは、ぜんぜん違います。最善を尽くす以前の問題で、心を素直にして「何をすればいいのか?」「何ができるか?」と自分に問うように気をつけています。

本当に残り時間が少ないけど、そう言われたら本を読んでみたい…。という人は、「パッチ・アダムス」や「いまを生きる」など名作映画を観るのもアリだと思います。

858167

spacer

その結果、心と体が一致してくる

やろうと思ったことを後回しにしなくなった

心の中で「しないといけない」と思いつつ、「面倒くさいな…」と後回しにしていたこと。私にはたくさんありました。心(気持ち)と体(行動)が一致していないので、ものすごいストレスです。

しないといけない = 自分にとって大切・必要と思っていること。これを後回しにしていると、得体のしれないイライラが多くなってきます。生活スタイルを見直しながら、優先順位を「面倒くさい」からにしてみました。

これがすごく気持ちいいです。時間の使い方がどんどん変わり、悩んだり考え込むことも少なくなり、集中できる時間が増えていきました。「面倒くさい」ことを処理するのは私にとって価値があることで、最善を尽くす練習にもなることがわかりました。

【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. どこかに正解があると考えるより、そもそも正解なんてないと考えた。
  2. ない正解を探し求めて迷走するなら、最善を尽くしたほうがいいと考えた。
  3. 本を読むことで、自分の判断基準・価値観をつくったり確認していった。
  4. 心(気持ち)と体(行動)が一致しはじめ、メンタルが整っていった。
トップへ戻る