がん難民にならない【主治医との関係】私が気をつけている5つのこと

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私は、主治医・看護師さんとの関係を大切にするため、5つのことに気をつけています。それが、がん難民にならない方法にもなっています。

そして末期がんの治療をはじめて1年、私はとても大切なものを手に入れることができました。

  1. 私が思う「がん難民」になるきっかけ
  2. がん難民にならないため、私が気をつけている5つのこと
  3. その結果、手に入れた大切なもの
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がん難民について

がん難民とは

がん難民とは、治療してくれる病院や医師を探しているがん患者のこと。理由・状況はさまざまですが、適切な治療を受けることができていないがん患者さんです。

私が思う「がん難民」になるきっかけ

主治医と意思の疎通ができるかどうか

がん難民になるかどうかは、主治医と意思の疎通ができるコミュニケーション力と私は思っています。がん患者を冷たく見放す医師、といった情報を見かけることがありますが、必ずしも医師側だけの問題じゃないと考えています。

厚生労働省のサイトに、セカンドオピニオンに関する資料があります。(PDFファイル)

この資料によると、セカンドオピニオンを受けた約80%の人が主治医の説明に納得できなかったとしています。でも、約50%の人は主治医の診断・治療に新たな見解なしという結果に。

そもそもセカンドオピニオンは、主治医を替えたり転院する前提で受けるものではありません。患者が持つ権利ですが、意思の疎通をしっかりしておかないと、セカンドオピニオンがきっかけでがん難民になる(その病院に戻れない)可能性は十分にあると思います。

国立がん研究センターがん対策情報センター編著の書籍「患者必携 がんになったら手にとるガイド 普及新新版」の内容を掲載したウェブサイトです。

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がん難民にならないため、私が気をつけている5つのこと

1.がんの治療に対する姿勢

病院はサポートをしてもらうところ

私は、がんは生活習慣病で、一生つきあう慢性疾患と考えています。病院はがんを治すサポートをしてもらうところで、治療中はがん以外の部分を自分で健康にする(生活習慣を改善する)期間と思っています。

主治医はがんを小さくする・消すことに集中し、私は健康的で継続しやすい生活リズムにすることに集中する。つまり、2つの違うアプローチで協力しあってがんを治そうとしています。

私には私にしかできないことがあります。主体性を持つと重い患者と思われず、医療に依存するわけでもなく、自立した生活ができるようにもなりました。

がんの治療をはじめたころ、私は生活習慣を改善してがんを消そう!治そう!と思って毎日取り組んでいました。それから1年、生活習慣の改善には もっと大切な考え方...

2.治療に対し、安易に口出しをしない

がんの情報を、ある程度遮断する

主治医は、学会に出席するため出張していることがあります。ネットで知った新しい治療方法について当然知っている主治医に「どうなんですか?」と安易に聞くことを私はしません。

私と主治医に大切なのは「いま」で、3年後、5年後の話しは意味がありません。

こういったブレた会話は、ときとして「売り言葉に買い言葉」になる可能性があります。最悪の場合「じゃ、3年後にその治療をしてくれる主治医を探せば?」とならないように気をつけています。

主治医がへそ曲がりと感じたことはありませんが、情報を遮断することも必要と感じています。

3.主治医の忙しさを理解する

疎外感を持たない

私は治療をはじめたとき、治療方法や方針も大切だけど、生活に関する相談にも乗ってほしいと思いました。

ところが主治医は患者の数が多すぎて、ゆっくりコミュニケーションできる時間はありませんでした。ときには相談できる時間が短く、疎外感や孤独感を感じたことも。

でも、主治医が冷たい人間じゃないのはよく知っています。主治医の忙しさを理解し、気持ちを切り替えていくことに気をつけています。

恐怖に負けない技術 私は偶然この本と出合い、死への恐怖・不安を克服するコツをつかむことができました。 この本のおかげで、冷静に集中し、淡々と自然体で行動...

4.短時間でアドバイスをもらう工夫をする

コーチとアスリートのような関係に

困ったことがあれば「どうしたいのか」具体的な内容にして、最後に「アドバイスがあればお願いします」と聞いています。こうすることで、主治医は何を聞きたいのか推測する負担が少なくなり、短時間で問題を解決できるようになりました。

質問は優先順位をつけて1~2つ。思いつきで質問せず、メモやノートに書き出してからするように気をつけています。

5.看護師さんにもサポートしてもらう

看護師さんの名前を覚える

お名前を呼んで挨拶をすると、最初はびっくりされます。それが次第に困っていることがないか聞かれるタイミングとなり、思わぬアドバイス・サポートをしてもらえるようになっていきました。

あ、ちょっと待ってて。先生に聞いてあげる♪

これは、ものすごく助かってます。中でも、CVポートの埋め込み手術のアドバイスは本当によかったと思います。

春先から秋口までの約半年間、進行性スキルス胃がん(+転移性肝がん)で一時退院しながらの入院生活。なかなか体調をコントロールできない中、たくさんの看護師さんに...

その結果、私が手に入れた大切なもの

財産といえる信頼関係を手に入れました

いま私は、セカンドオピニオンの必要性をまったく感じていません。

主治医に命を預ける以上、全力で診てほしい。そう私は思いました。そして、主治医・看護師さんが私を思ってくれる以上に、どう接したらいいのか思い続けました。

その結果、信頼関係を強くするのに特別なことをする必要はありませんでした。あたり前のことを、あたり前にする。それだけで十分でした。

考えたこと、やったこと【まとめ】

  1. 主体性を持って、医療に依存せず自立できるような治療の受け方を考えた。
  2. 治療方法・方針に対して、知ったかぶりの情報を安易に聞かないと決めた。
  3. 主治医の忙しさを理解し、相談できる時間が短くても疎外感を持たない。
  4. 短時間にアドバイスをもらうため、具体的な質問をするようにした。
  5. 看護師さんの名前を覚えると、思わぬサポートをしてもらえることがある。
  6. その結果、信頼関係が強くなって私の財産になっていった。

【毎日更新】病院で聞けない話

最後までご覧いただき、ありがとうございました。ご意見ご感想は、お気軽にコメントお問い合わせからどうぞ。

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