胃がんで生活習慣の改善をはじめたころ、焦ってイメージ通りに改善できない私は、嫁に同じ愚痴を何度も言っていることに気がつきました。
これは、なぜ愚痴がストレス発散できないのか理由を考え、私なりに逆効果と判断した話しです。
- 愚痴がストレスを発散できない理由
- 私がやっているストレスの対処法など
愚痴がストレス発散できない理由
ここでいう「愚痴」とは、言っても仕方がないすべてのコトです。
愚痴を言っても、原因は解決されない
愚痴を言ってもストレス発散できないと感じはじめたのが、コレ↑です。嫁に同じ愚痴を言っていることに気づき、最初は認知症も疑いました。
そもそも愚痴で原因は解決されず、結果も変わりません。生活習慣の改善で一番大切なことは、自分の未来を変えること(がんを治すこと)です。問題を解決して行動や方法を変えない限り、自分の未来も変わりません。
客観的になる、冷静になるといっても、胃がんで焦っていた私には無理でした。そんな中、苦し紛れに出たのが
それくらい知ってた
という一言でした。「知ってた → なにを?」と考えるようになり、これが私にハマりました。問題の解決方法を、客観的に冷静に見ることができるようになっていきました。
愚痴は、何度も疑似体験をしてしまう
最初にストレスの発散ができない理由として発見したのが、コレ↑でした。イラッとしたことを何度も愚痴って、なぜ何度もイラッとする必要があるのかと。さすが
世界でも三本の指が入る
ようになったドMと自画自賛。そんなん「知らんがな」な話しですが、愚痴は明らかに精神面で逆効果です。
愚痴を言うと、忘れることができなくなる
愚痴を言えば言うほど、思い出せば出すほど記憶が鮮明になっていきます。これは、記憶の処理、対処の方法が間違っていたんじゃないかと。言い換えると、自分の記憶、自分自身にイライラすることになり、自己否定になりかねないと考えはじめました。
そんな記憶に残るストレスは、リアルに脳内で再生され、忘れることができないツラくて苦しい記憶になっていきます。愚痴は言わずに、さっさと忘れるほうが(思い出さないほうが)よっぽど楽だと確信しました。ストレス発散どころか
間違いなく逆効果。
これ以上の理由は必要ないと思い、私は愚痴を言わなくなりました。同時に、ネガティブな発言もほとんどしなくなり、集中できる時間がすごく増えました。
私のストレス対処法
私のストレス対処法は、愚痴の理由・原因をなくしていくことです。
時間を変える
- イライラすることが起きそうなタイミングを予測して避ける
- 自分だけの時間をつくって、イライラしない工夫をする
私にはいくつか苦手なノイズがあって、どうしてもイライラしたり集中できなくなることがあります。そのノイズをよく観察すると、ある法則・パターンがあることも。
特殊な例だと、ご近所に住むインド人のキッチンからは、17時ごろにニンニクとスパイスのいい香りがしてきて、一瞬で集中力がなくなります。これも一種のノイズです。
法則・パターンがあれば流れに逆らわず、早朝やお風呂の中など集中できる自分だけの時間に変えることで、ストレスに対処しています。
場所を変える
- イライラしはじめたら、場所を変える
- あとで、リラックスできる場所に行く
なにかの原因でイライラしはじめたら、私は場所を変えることができないかを考え、この2つの方法で対処しています。
すぐに場所を変えることができなくても、あとでリラックスできる場所(頭を冷やせる場所)に行くと、思った以上にストレス発散ができています。
散歩やウォーキングをしながら、よく公園や河原などで穴場のベンチがないか探します。散歩コースを変えると気分も変わり、季節を感じて時間の流れを体感することも。時間帯によっては、フードコートも便利な場所になります。
別のことをする
- ToDoリストは、集中力が必要な度合いでも把握・整理しておく
時間も場所も変えることが難しいときは、集中力を必要としない別のことをして対処しています。
たとえば、読書や瞑想には集中力が必要で、ストレッチや軽い運動は単純なルーチン。集中できないと感じたら、すぐに読書とストレッチを入れ替えるなど、やる順番を変更しています。
後悔することをしない
- あとで後悔することは、絶対にしない
生活習慣の改善をはじめると、何かをヤメることがあります。これを「ガマンしている」と考えると、あとで後悔する可能性があることに気がつきました。
ガマンしていると考えると、ストレスが溜まったときに「ドカ食い」をしたり「お金のムダ遣い」をしたことがあります。あとで後悔して、必ずストレスが増えました。
そうしないために、私は「いま、未来を変えている途中」と考え方を変更しました。
誰かに相談をする
- 問題の解決方法を、誰かに相談する
相談は、気をつけないと愚痴になることがあります。私の場合、問題点と対処方法を紙に書き出してから相談すると、ポジティブな会話になりやすいです。要点がまとまっていて、愚痴でもないので、相手も相談に乗りやすいと思います。
自分と違う視点からのアドバイスは、すごく視野が広がり、ストレスの対処法が増えていきます。
いまの器を確認する
小さいことにくよくよするな!は、ストレスが溜まってきたら、パラパラと読み返している好きな文庫本です。100話の短編が収録されていて、空き時間に読みやすいのが特徴。著者は「禅」にも理解があり、日本人でも納得のできる内容です。
とくに100話目の「今日が人生最後の日だと思って暮らそう」は心に刺さり、何度もパワーをもらっています。著者は残念ながら2006年に急死されていて、それだけに重みと説得力がある内容になっています。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 生活習慣の改善とは、自分の未来を変える(がんを治す)こと。
- 愚痴を言うと、何度もストレスを疑似体験をすることになる。
- 愚痴を言うと記憶が鮮明になって、忘れることができなくなる。
- 私は、愚痴を言ってもストレスは発散できず逆効果になるタイプ。
- 私のストレスの対処法は、愚痴の理由・原因をなくすこと。