2016年4月、肝臓に転移した末期のスキルス胃がんと診断されて約3年、抗がん剤を変更しながら進行(増悪)を止めることができていました。
2019年05月に胃に違和感を覚え、胃カメラ(内視鏡)検査で進行しはじめていることがわかりました。それから4か月後、造影CTでもはっきり確認できるようになりました。
- 2019年07月、告知から3年4か月後
- 2019年09月、告知から3年6か月後
- スキルス胃がんを比較したCT画像
- 今後の治療方針など
スキルス胃がんを比較したCT画像
スキルス胃がんのCT比較画像、詳細
2019年07月
↓
2019年09月
造影CTの結果、転移性肝がんは少しの進行(増悪)だったのに対し、胃の上部にできたスキルス胃がんはひだひだが少なくなり、ハッキリ確認できるほど厚みを増して進行していました。
みぞおちの圧迫感、食事量の減少など自覚症状もあります。スキルスは進行が早く、きびしい状況です。
これまでの胃カメラ検査の結果
これまでの胃カメラ(内視鏡)検査の結果は、こちらをご覧ください。
スキルス胃がんができた場所は上部です。詳しくはこちらをご覧ください。
胃カメラ検査について
胃がん治療ではCT検査が優先され、胃カメラ(内視鏡)検査はガイドラインで推奨されていません。
とくにスキルスは胃壁に沿って進行するため、胃カメラでは範囲も厚みも確認することができません。自覚症状や違和感などない限り、胃カメラ検査はせずにCT検査の結果で判断します。
今後の治療方針など
進行しても胃を摘出しない(手術しない)理由
進行したスキルス胃がんを、いまのところ手術で摘出する予定はありません。
胃摘をすると食事の量が減り(できなくなり)予後が悪いのが理由で、胃がんの多い韓国と合同で行った結果でも報告されています。これはステージ4で胃がんが見つかった場合の話で、胃の摘出後に転移が見つかった場合ではありません。
ただ、がんのできた(転移した)場所や大きさによっては、一部手術をすることもあるとのこと。私の場合、まだそのタイミングではないという主治医の判断に同意しています。(たとえば大腸は穴が開きやすく、転移した状況によっては切除するとのこと)
抗がん剤をオプジーボに変更
▼ケモった記録
▽抗がん剤:オプジーボ(1クール目)
▽今日は嫁と一緒に診察を受けました。点滴中にオプジーボの説明DVDを見ながら注意する症状の復習など。主治医と看護師さんからの詳しいアドバイス・注意点は、後日ブログにアップします。 pic.twitter.com/v2vwlIFnlC— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) September 24, 2019
2019年09月の下旬からオプジーボを投与するのは予定通りです。ただ、アブラキサン+サイラムザの切り札を失い、メンタル的にもきびしい状況になりました。
もしオプジーボが効かなかった場合、まだロンサーフを投与する選択肢が残っています。でも、ロンサーフの副作用には骨髄抑制があります。
私の体質では、好中球を増やすG-CSF製剤を使って治療を続けるのはむずかしいかもしれません。たぶん遺伝子検査をしても期待できる薬はないと思われ、オプジーボが最後の砦になると思います。
また、オプジーボの詳しい副作用・注意点と一緒に、かなり突っ込んだ内容を主治医に聞きました。ぶっちゃけトークにやさしく正直に答えてもらい、うれしかった半面、ブログでは書けない内容も多くある現実を知りました。
次の更新で、私が公開してもいい思う範囲でとくに注意するオプジーボの副作用や傾向をアップしたいと思います。↓アップしました。
オプジーボの基本的な情報は、こちらをご参考ください。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- スキルス胃がんは、造影CTではっきり確認できるほど進行(増悪)。
- アブラキサン+サイラムザの切り札がなくなる。
- ロンサーフを投与する選択肢もあるけど、たぶんきびしい。

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