抗がん剤で治療を続けていると、副作用で発熱したり食欲不振になることがあります。食事ができず、体力も落ちていきます。
このアイスは、体にやさしい豆乳やはちみつ等でつくります。体がツラいとき、食事の代用として栄養を摂ることができるレシピ本です。
- この本について
- バニラアイスのレシピ(ヘルシータイプ)
この本について
アイスで栄養も摂れるレシピ集
体にやさしい(自分に合った)材料を選び、たんぱく質やビタミン・ミネラルなど栄養を摂ることができます。アレルギーのある人でも安心です。
抗がん剤の副作用で食事がむずかしいとき、体がツラいときに、アイスを一時的に食事の代用として食べることができます。
- アイスクリーム
- 食欲不振
- のどの痛み
- 飲み込みにくい
- 口内炎(刺激が少ないとき)
- 味覚障害(甘さがわかるとき)
- シャーベット
- 発熱
- 腫瘍熱
- ほてり
- 熱中症対策にも

簡単
- まぜて
- チンして
- 冷やすだけ
保存容器(レンジ、フリーザ対応)でつくる簡単レシピ。特別な調理器具も必要ありません。
基本の材料
- 豆乳(牛乳)
- 絹ごし豆腐
- たまご
- 白ごま油(こめ油)
- はちみつ(メープルシロップ)
- てんさい糖(きび糖)
- フルーツ(ナッツ、ドライフルーツ)
など
体に合う食材で代用したりアレンジOK。白ごま油(こめ油)がポイントで、抗酸化成分を多く含んでいます。
バニラアイスのレシピ(ヘルシータイプ)
材料(2~3人分)
- 絹ごし豆腐:100g(水切り不要)
- てんさい糖:70g
- コーンスターチ:4g(小さじ2)
- 豆乳:200ml
- 白ごま油(こめ油):50ml
- バニラオイル:少々
てんさい糖70gは、かなり甘め。個人的に40~50gでちょうどいい甘さです。バニラオイルが豆乳・豆腐っぽさを軽減してくれます。
(1)まぜる
- 保存容器に、絹ごし豆腐、てんさい糖、コーンスターチを入れてよくまぜる。
- 豆乳、白ごま油を少しずつ加えながら伸ばし、バニラオイルを少々入れる。
豆乳を加える前に、絹ごし豆腐がなめらかになるまで混ぜるのがポイント。口当たりのいいアイスに仕上がります。
わが家は100均のセリアで購入した保存容器(630ml)を使っています。安くて丈夫で洗いやすく、フタをしたままレンジOK。すごく使いやすいです。(密閉はできません)
(2)チンする
- 電子レンジ(600w)で1分温める。底を見て、てんさい糖が溶けていればOK。
- てんさい糖が溶けていなかったら10秒ずつ温め、まぜて溶かしてください。
ほんのり温かいくらいでOKです。
(3)冷やす
- 氷水につけて、あら熱をとる。
- 固まるまで12時間ほど冷凍庫で冷やす。
ヘルシータイプは、ラクトアイス風(エッセルスーパーカップ、爽、クーリッシュなど)です。固まるまで3~4時間おきに全体をかきまぜると、ふんわり食感に仕上がります。ズボラをするとカッチカチ。。
本に載っているレシピ
- にんじんとレーズンのアイス
- きな粉餅アイス
- 雑穀米アイス
- チョコバナナアイス
- 黒ごまアイス
- くるみと黒糖のアイス
- 抹茶アイス
↑ お気に入り、粉末緑茶で代用可 - キウイシャーベット
- はちみつレモンシャーベット
- 焼きりんごシャーベット
など
がん患者のために工夫されたレシピ集
発熱、微熱が続くとき
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 発熱や食欲不振のときに食べやすいレシピ。
- たんぱく質、ビタミン・ミネラルを摂れる。
- つくるのが簡単で保存(1週間ほど)もできる。