胃がん+肝転移、ステージ4の治療を続けてもうすぐ2年。減塩しながら食生活の改善に取り組んでいます。
減塩は、抗がん剤の治療を続けるためにも絶対にクリアしないといけないわが家の課題です。その理由や工夫、方法、コツなどです。
- 減塩する理由、確認など
- わが家の減塩・塩分カットの工夫
減塩する理由、確認など
私の治療方法
私は抗がん剤だけで胃がんの治療をしています。
主治医の指示、アドバイス
私に食事制限はありません。
- スーパーで売っているものは、なにを食べてもいい
- がんを治す食べ物、サプリは無い
減塩する理由
1.抗がん剤の副作用・負担を少なくする
塩分の摂りすぎは胃や腎臓に負担をかけます。抗がん剤にも腎臓に負担をかける種類があり、余計な負担をかけないよう減塩に取り組んでいます。
2.がん以外の部分を健康にする
抗がん剤を続けるには体力が必要です。いい体調をキープするためがん以外の部分を本来の健康な体にしようと考え、減塩して食生活の改善に取り組んでいます。
わが家の減塩・塩分カットの工夫
メリハリのある味つけにする
すべてをうす味にすると、どれもイマイチの味になって続けることができませんでした。いろいろ試した結果、わが家ではメリハリのある味つけにして塩分をコントロールするようになりました。
- メインの料理・主菜は、いままで通りの味つけ
- ボイルした野菜など、副菜は塩分を大幅カット
メイン料理・主菜にしっかりした味があれば、副菜の塩分を大幅カット(ゼロ、オリーブオイルだけとか)にしても十分に満足できています。
【Step1】かけ過ぎない
ドレッシング・しょう油等は、かけずに「つけて食べる」ようにしています。これで、塩分の摂りすぎ(かけ過ぎ)を防止しています。
【Step2】うま味・スパイスを使う
- かつおぶし粉
- わさび
- コショウ
- カレー粉
- 健康オイル
……
私はこの5つがとくにお気に入りです。かつおぶし粉やカレー粉にはほんの少し塩分が入っているけど、私は気にしていません。また、乾物(昆布、桜えび)などはミルで粉砕してふりかけにもしています。
【Step3】ちょうどいい味つけ
わが家は、よくスープ料理を作ります。スープにはたっぷり出汁を効かせ、食べ終わったときにちょうどいいと感じるうす味にしています。
【Step4】味つけをしない
- ゆで玉子
- 目玉焼き
- 冷や奴
- おひたし
- 野菜スティック
- ボイル野菜
……
うす味を続けた結果、いまでは味つけをせずに食べることも多くなりました。
【その他】天然のおいしい塩を使う
わが家では、しお公正マークのついた塩を購入するようにしています。原材料、産地、製法等の表示があり、天然のミネラル(塩本来のうま味)を含んでいるか確認することができます。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 健康のため、抗がん剤治療を続けるために、減塩して食生活を改善する。
- すべてをうす味にするより、メリハリのある味つけで塩分コントロールする。

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