ヘルプカードは体調が悪くなったり意識を失ったとき、自分の代わりに命を守る情報を周囲の人に伝え、助けてもらう大切なものです。
肝臓に転移したスキルス胃がんの治療を続けて3年。症状や治療内容が変わったら、その都度自作のヘルプカードも更新して持ち歩いています。
- ヘルプカードについて
- 自作ヘルプカードの書き方
ヘルプカードについて
ヘルプマークとヘルプカードの違い
- ヘルプマークとは
- 見た目ではわかりにくい障害や難病の人が、周囲の人に支援や配慮が必要なことを知ってもらうためのマーク。赤と白の「+」「ハート」でデザインされています。
- ヘルプカードとは
- 支援や配慮してほしい内容を書いておくもので、内容や大きさに決まりはありません。病気や障害名、症状、緊急の連絡先、かかりつけの病院や主治医の情報など。
詳しくは、東京都福祉保健局のページもご覧ください。
自作ヘルプカードの書き方
必要なもの、ケースのサイズ
- B5の紙
- B6のクリアケース(ソフトタイプ)
ヘルプカードは、内容や大きさに決まりはありません。私はB5の紙に書いて二つ折りにし、100均で購入したB6のクリアケース(ソフトタイプ)に入れて携帯しています。
支援や配慮してほしい内容(伝えたい情報量)によっては、A4→A5のクリアケース、A5→A6のクリアケースでもぜんぜん問題ありません。
転院したため命を守るヘルプカードも更新。
サイズはB5です。二つ折りにして、B6のクリアケース(ソフト)に入れてあります。 pic.twitter.com/IXv6YxWaXf— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) 2019年6月9日
私の書き方
私は、ヘルプカードに次の4項目を書いています。
- 治療中の病名
- 家族の連絡先
- 病院の連絡先
- その他(緊急の症状など)
【記入例】
- 私にはみなさんの支援が必要です。これを見た人は助けてください。
- 私は肝臓に転移したスキルス胃がんの治療を続けています。急に体調が悪くなり困っています。
- 家族に連絡する場合
- 自分の名前(ふりがな)
- 家族の名前(ふりがな)
- 家族の携帯:090-****-****
- その他(親戚の電話番号など)
- 病院に連絡する場合
- かかりつけの病院名
- 病院の電話番号
- 患者番号
- 治療中の病名
- 科と主治医の名前
- 吐血している場合
- すぐに救急車を呼んでください!
- 私の食道には静脈瘤(血管のコブ)があり、破裂して出血している可能性が高く、命にかかわる症状です。
命を守るために
ヘルプカードは体調が悪くなったり意識を失ったとき、自分の代わりに命を守る情報を周囲の人に伝え、助けてもらう大切なものです。
救急車を呼ぶときは、「現在地」も命を守る大切な情報です。よければ、こちら↓もご覧ください。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 症状や治療内容が変わったら、その都度自作のヘルプカードも更新する。
- 救急車を呼ぶときは、「現在地」も命を守る大切な情報。

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