抗がん剤の副作用【末梢神経障害】私の症状、対策や工夫、注意点など

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肝臓に転移したスキルス胃がんの治療を続けて2年半、抗がん剤(パクリタキセル)の蓄積で「末梢神経障害」の副作用が出はじめました。

末梢神経障害は長引くことが多く、症状の軽いうちから対策していくことが大切です。まだ私は軽度ですが、症状や工夫、注意点などです。

  1. 末梢神経障害について
  2. 私の症状、対策や工夫、注意点など
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末梢神経障害について

末梢神経障害の主な症状

主に手足がしびれる副作用

末梢神経障害は、抗がん剤が蓄積され、数か月経ってから時間差で現れる副作用です。主な症状は手足の「しびれ」です。

  1. 感覚系:手足のしびれ・痛み、耳鳴り・聞こえにく
  2. 運動系:手足に力が入らない、つまづく、物が持ちにくい
  3. その他:自律神経(消化器、呼吸・循環器)の乱れで便秘やイライラする
    など

他にもいろんな症状があり、個人差が大きい副作用と聞いています。私は2年以上「サイラムザ+パクリタキセル」で治療を続けていて、2年経ってから味覚障害を感じはじめ、手のしびれや痛みも出はじめました。

抗がん剤の副作用で、味覚障害(末梢神経障害の一種)になることがあります。いま私が使っている抗がん剤は「パクリタキセル」で、少しずつ症状が強くなってきました。...

末梢神経障害になりやすい抗がん剤

胃がんの治療で選ばれやすい抗がん剤
  • タキサン系(〇〇タキセル)
    • パクリタキセル(タキソール)
    • ドセタキセル(タキソテール)
  • プラチナ系(〇〇プラチン)
    • シスプラチン(ランダ)
    • オキサリプラチン(エルプラット)

末梢神経障害の基本的な対策

感覚が「いつもと違う」と思ったらすぐに相談する

末梢神経障害には、効果的な対策や薬がありません。基本的に対処療法になり、感覚が「いつもと違う」と思ったらなんでも相談するようにしています。

  1. 対処療法、生活の工夫
  2. 抗がん剤の減薬
  3. 休薬期間の延長
  4. 中止、治療方法の変更

症状は少しずつ強くなっていくので、日常生活でできないことが増えていきます。治療を続けるためには、症状の軽いうちから工夫をしていく必要があると私は思います。そのため、主治医や化学療法に詳しい看護師・薬剤師さんのアドバイスはとても大切です。

肝臓に転移したステージ4のスキルス胃がんを、「パクリタキセル+サイラムザ」で2年半治療を続けています。 治療を続けていくと、抗がん剤の蓄積で副作用(体調や...

その他、詳しくは国立がん研究センターの情報をご確認ください。

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私の症状、対策や工夫、注意点など

私の症状

手のしびれ、指先の痛み

末梢神経障害(指先の痛み、炎症)

手のひら全体に軽いしびれがあり、指先の痛みが強くなってきています。とくに痛みを感じる指は、爪の色がツートンに変化しています。

また、私はTS-1の副作用で「手足症候群」も経験しています。パクリタキセルは「手足症候群」「末梢神経障害」どちらの副作用も現れる可能性があります。私の場合、両方の症状が出ている感じで、いまは末梢神経障害のほうが強く現れているようです。

手足症候群は、手足の「皮膚」に症状が出やすい副作用です。それに対し、末梢神経障害は手や舌など「全体的」に症状を感じます。(個人の感想)

対策・工夫

これまで経験した対策を工夫していく

まだ症状は軽いけど、手のしびれや指先の痛みで、こんなことが↓しづらくなってきています。

  • キーボード入力
  • ペンで文字を書く
  • 指を使う細かい作業
  • 箸を使う

対策・工夫(1)温度差に注意する

体温と大きい温度差を感じたとき、しびれやすいです。

  • 手足(体)の保温・保湿をする
  • 温度差の大きいものに触れない
  • 熱いお風呂に入らない
  • 熱い・冷たい食べものを控える

手足のしびれは、半年前からたまに感じていました。体を温めすぎても温度差が大きくなるので、コツをつかむ(習慣になる)まで経験が必要と感じています。

スキルス胃がん+転移性肝がんの治療をはじめて2年。抗がん剤を「パクリタキセル+サイラムザ」から、「TS-1」に変更して6か月が経ちました。 私はTS-1の...

対策・工夫(2)指先を保護する

キーボード入力や文字を書くときは、指先を保護することもあります。

  • コットン手袋
  • 指サック

この2つは、手足症候群のときに使ってよかったものです。とくに指サックは、「スベり止め」+「指先の刺激を軽減」する効果があります。いろんなタイプがあるので、これからいろいろ試してみようと思います。

抗がん剤をパクリタキセル+サイラムザからTS-1に変更して約3か月、副作用に手足症候群の症状が出はじめました。 手足症候群は、初期の段階でひどくならないよ...

対策・工夫(3)持ちやすいスプーンを探す

スプーンは、口内炎のときに食事や薬を飲むのに便利な食器です。

しびれや痛みが強くなったら、たぶん箸は持てなくなると思っています。まだ先の話だけど、持ちやすいスプーンを探しながら食べやすいレシピも考えています。

抗がん剤で治療をはじめたとき、看護師さんからほとんどの人が副作用で口内炎になると聞いていました。でも私は、口内炎になるまで甘くみていました。 とにかく...

対策・工夫(4)買ってよかったもの1

芯の折れないシャーペン(デルガード)
芯の折れないシャーペン(デルガード)

私は、紙に書き出して頭の中を整理する習慣があります。芯の折れないシャーペンを使ってみたら、本当に折れなくてびっくりしました。

シャーペン使いの人は、文具店で試し書きをしてみてはいかがでしょうか。

対策・工夫(5)買ってよかったもの2

2018.10.18追記
組み立てグリップ1 組み立てグリップ2 組み立てグリップ3

おすすめ
コットン手袋+指サック=組み立てグリップ(ショーワ®)

縫い目のないシームレス加工で、手のひら部分にゴムが薄くコーティングしてあります。これを装着すると、ドアノブとかいろんな金属(冷たいもの)から手を保護できます。私は家用・外出用で使い分けています。

ただ、組み立てグリップは手に入れやすいけど、コットン製ではありません。

このタイプの手袋は、ホームセンターでいろんなメーカーのもが販売されています。サイズや素材が合わないと、手袋自体が手の刺激になる可能性もあります。試着してから購入することをおすすめします。目安価格は、1双300円くらいです。

  • メリット
    • 金属製品をあまり気にせず生活できる
    • 本を読んだり、細かい作業もできる
    • 慣れたら、食事もできる(パンなど不可)
    • 洗濯をして、繰り返し使える
      など
  • デメリット
    • 水作業、手洗い、料理ができない
    • スマホ、タブレットの操作ができない
    • 夏場は暑いので、戦闘力は未知数
    • 作業手袋なので、おしゃれじゃない
      など

注意点など

危険を予測する

末梢神経障害は、体が思った通りに反応しない副作用です。

  • 転倒、骨折(階段、段差、坂道)
  • やけど、火事(料理、お湯、暖房)
    など

日常生活には、注意をしないと危険な場所やタイミングがたくさんあります。この危険を予測して、対策をしていくことも大切と思っています。

【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. 末梢神経障害は、抗がん剤が蓄積され時間差で現れる副作用。
  2. 主な症状は手足の「しびれ」だけど、いろんな症状がある。
  3. 感覚が「いつもと違う」と思ったら、すぐに相談する。
  4. 症状の軽いうちから工夫をして、治療を続けていく。
  5. 日常生活を見直し、危険を予測していくことも大切。
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