抗がん剤と違う【オプジーボの特徴】とくに注意する副作用、傾向など

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2016年4月、肝臓に転移した末期のスキルス胃がんと診断され、抗がん剤を変更しながら治療を続けてきました。

3rdラインの抗がん剤も効果がなくなり、2019年9月からオプジーボをすることに決めました。これは、投与する日に主治医と話した内容の一部です。

  1. とくに注意するオプジーボの副作用・症状
  2. 抗がん剤と違うオプジーボの特徴・傾向
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とくに注意するオプジーボの副作用・症状

オプジーボの副作用はどれも注意が必要だけど、私が1クール目に主治医からとくに注意するように言われた副作用は3つです。これらの症状が出た(と感じた)場合、気のせいでもいいので必ず相談するように言われています。

基本的なオプジーボの副作用・症状

必ずご確認ください

オプジーボの基本的な副作用・症状については、こちらもあわせてご確認ください。

肝臓に転移したスキルス胃がんの治療を続けて3年半。抗がん剤も1st、2nd、3rdラインを試し、2019年9月の下旬からオプジーボを投与することになりました...

間質性肺疾患

肺炎の一種

間質性肺疾患は、肺炎の一種です。従来の抗がん剤のように、免疫が下がってなる肺炎とは違います。

  • 症状
    • すぐに息切れする
    • つねに息苦しい
    • 乾いた咳が出る
    • 発熱する、微熱がある
    • 疲れやすく横になりたい
      など
      (すべての症状が現れるわけではありません)

大腸炎

下痢(軟便)

大腸炎の主な症状は、重度の下痢(軟便)です。

  • 症状
    • 下痢(軟便)
    • 便の回数が増える
    • 便に血が混じる(血便)
    • 便の色が黒い(血便)
    • 便に粘り気がある、キレが悪い
    • 下腹部の痛み(押すと痛い)
    • おしっこの回数が減る
    • 吐き気、嘔吐する
      など
      (すべての症状が現れるわけではありません)

血便については、こちら↓もご参考ください。

血便(タール便) 吐血 この2つは胃がん・胃潰瘍の代表的な症状です。でも知識がなかった私は気づかずに日常生活を続け、突然ぶっ倒れました。 そし...

甲状腺機能障害

誤嚥にも注意

甲状腺機能障害は、のどにある甲状腺と周辺の器官が炎症を起こしてホルモンバランスが崩れ、いろんな症状が現れる副作用です。個人差(男女差)も大きいと聞いています。

  • 症状
    • すぐに疲れる
    • 体重が増える(減る)
    • イライラする
    • 集中力がなくなる
    • 気持ちが不安定になる
    • 脱毛する
    • 寒気を感じる
    • 食事を飲み込みにくい
    • 便秘になる
      など
      (すべての症状が現れるわけではありません)

とくに注意する副作用がひとつ追加されました。

オプジーボの1クール目に、主治医・薬剤師・看護師さんからアドバイスしてもらったことや注意点などのまとめです。 2クール目までに変化した体調(副作用・症状)...

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抗がん剤と違うオプジーボの特徴・傾向

以下の内容には、今後の治療を続けていく気持ちを左右するかもしれません。ご覧になる場合、このことをご理解くださいますようお願いいたします。

オプジーボの特徴と傾向について

まだまだデータが少ない

胃がんになる人は多いけど、すべての人がオプジーボで治療するわけではありません。主治医は結論を出せるほどのデータ数じゃないので、いろんなことを「傾向」として私に話してくれました。

オプジーボが胃がんに対して承認されたのは2017年9月で、まだわかっていないことも多い薬です。そのため、以下の内容は暫定的な話(2019.10)としてご理解いただき、傾向として参考程度にご覧ください。

効果の期待できる人

非公開

オプジーボの効果を、ある程度期待できる人がいました。傾向として、どんな胃がんの人なのか主治医は私に答えてくれました。

でも、この内容は治療を続けていく気持ちを大きく左右するため非公開といたします。それがどんな胃がんなのか、私がその条件に当てはまっているのか、ブログのコメント・お問い合わせ、ツイッター等でもお答えしないことにしました。ご了承ください。

副作用と効果

副作用 ≒ 効果

オプジーボが効いている人は、副作用も表れやすい傾向とのこと。

オプジーボの副作用は、本来の免疫機能を発揮できるT細胞が、正常な細胞をがん細胞と誤認して攻撃してしまうことです。つまり、副作用はがん細胞を攻撃しているひとつの目安にできるようです。いまのところそういう傾向で、比例しているわけではありません。

休薬

休薬しても効果が持続しやすい

オプジーボは、休薬してもがん細胞が大きくなりにくい傾向とのこと。

これまでの抗がん剤は、肝臓・腎臓で処理をされ、排泄されると効果はなくなります。副作用(倦怠感や吐き気など)が、しばらくすると軽くなるのもそのためです。

オプジーボの場合、免疫機能を発揮できるT細胞が体にある限り、がん細胞を攻撃し続けます。この期間は個人差があるけど、休薬しても効果(+副作用)が持続しやすく、ここが従来の抗がん剤と大きく違うところです。

副作用

治療を続けやすい(軽いという意味ではありません)

主治医から聞いた最長の休薬期間は6か月で、その間に副作用をコントロールする(いい体調をキープする)コツや方法、自分に合う薬を探しやすいとのこと。

これまでの抗がん剤だと、休薬するとがん細胞は大きくなりやすいです。副作用とのジレンマに耐えながら治療を続けている人はたくさんいて、中には副作用のために治療を続けられない人も少なくありません。

一方オプジーボは効果が持続しやすいため、休薬しても治療を続けやすい傾向にあります。これは私個人の感想だけど、もしかすると副作用が後遺症として残りやすいかもしれません。

治療期間

2年を目安に

主治医の話では、もう寛解していると思われる人でも投与を続けている人がいました。その人が休薬せずに続けているかは聞き忘れました。。

ステージ4の場合、これまでの抗がん剤では寛解はむずかしく、基本的に一生続けることになります。それを考えると2年という期間はとても短く、寛解させる力を持っているオプジーボはスゴいと思います。

かんかい【寛解/緩解】
病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。
引用 goo国語辞書

【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. オプジーボには、とくに注意する(命にかかわる)副作用がいくつかある。
  2. オプジーボが胃がんに承認されてまだ2年、不明な点も多い。
  3. 主治医と話した内容のいくつかは封印いたしました。ご了承ください。
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