抗がん剤【サイラムザ+パクリ】副作用の症状と対策、2年半まとめ

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肝臓に転移したスキルス胃がんを、抗がん剤「サイラムザ+パクリタキセル」で2年半(23クール)治療を続けました。

その治療中、私に現れた副作用の症状と対策のまとめです。それぞれの副作用に独立したページがあり、処方してもらった薬・アドバイス・工夫など詳細も確認できます。

  1. サイラムザとパクリタキセルについて
  2. サイラムザ+パクリタキセルの主な副作用
  3. 私に現れた主な副作用の症状と対策
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サイラムザとパクリタキセルについて

RAM+PTX療法ガイドブック

がん患者とご家族は必読

サイラムザ+パクリタキセルで治療をはじめる前に、病院でガイドブックが配布されるはずです。主治医や薬剤師さんの説明と一緒に、必ずご確認ください。

  • サイラムザ+パクリタキセル療法とは?
  • サイラムザ+パクリタキセル療法の投与方法
  • 主な副作用と対処法
  • 治療中のすごし方
  • 症状メモ

このガイドブックは、パソコン・スマホでも確認することができます。

私が投与した期間(クール)

約2年半(23クール)

サイラムザ+パクリタキセルを投与した期間は、約2年半です。途中、気胸のため入院+手術をして休薬したり、抗がん剤をTS-1だけに変更した期間が数か月あります。

治療をはじめた半年間は、体調をコントロールできずに入退院を5回繰り返しています。その後、入院+外来を含めて合計23クール続けました。

3週目は白血球が低すぎて休薬となり、抗がん剤を変更するためそのまま中止に。この日がサイラムザ+パクリタキセルを投与する最後となりました。

副作用が現われるタイミング

人それぞれ

抗がん剤の副作用には個人差があり、現れるタイミングや症状が違います。

  1. 投与直後
    危険な症状も含まれるアレルギー反応
  2. 当日から
    倦怠感・吐き気など、代表的な副作用
  3. 数日~数週間後
    休薬すると症状が軽くなっていく副作用
  4. 数週間~数か月後
    休薬しても症状が長引く蓄積性の副作用
  5. 例外…天候や季節により症状が変化する

「1.投与直後」のアレルギー反応で、危険な症状が現われた経験はありません。このまとめは、私が体験した「2~5」の副作用(症状と対策)をだいたい時系列にまとめたものです。

抗がん剤を2ndラインから1stラインに戻して治療を再開したけど、どうしても越えられない副作用の壁がありました。 すぐに抗がん剤を中止し、症状を緩和。治療...

胃がんでサイラムザ+パクリタキセル療法をお受けになる患者さんとご家族へ

サイラムザ+パクリタキセルの主な副作用

パクリタキセルの主な副作用

予想される主な副作用
  • ショック、アナフィラキシー(投与直後)
    • 激しい吐き気・嘔吐
    • 大量に汗が出る
    • 息ができないほど苦しい
    • 激しい動悸がする、胸が痛い
    • 極端に血圧が上昇する
    • 発疹・かゆみが一気に出る
    • 顔が変わるほどの腫れ、ほてり
  • 主な副作用
    • 関節・筋肉の痛み
    • 倦怠感
    • 手足のしびれ
    • 味覚障害
    • 口内炎
    • 下痢
    • 便秘
    • 出血(鼻血、歯ぐき)
    • 脱毛
    • 貧血
    • 白血球・好中球の減少
    • 感染症(肺炎)
    • 発熱、せき
    • 吹き出もの
    • 爪の変形、痛み
    • むくみ(顔、手足)
      など

この他にも、いろんな副作用があります。詳しくは、国立がん情報サービスもご確認ください。

サイラムザの主な副作用

予想される主な副作用
  • 主な副作用
    • 疲労、無力症
    • 高血圧
    • 下痢
    • 鼻血
    • 手足のしびれ
    • 吐き気・嘔吐
    • 脱毛
    • 白血球・好中球の減少
    • 感染症(肺炎)
    • 発熱、せき
    • 口内炎
    • むくみ
    • たんぱく尿
    • 発疹、かゆみ
      など

だいたいパクリタキセルと共通していて、この他にもいろんな副作用があります。詳しくは、主治医・薬剤師さんにご確認ください。

副作用とネットの情報について

主治医を最優先にする

同じサイラムザ+パクリタキセルの治療でも、年齢・体力・体質・胃がんのできた場所、胃がんの質などみんな違います。つまり、副作用の現れるタイミングや症状も違います。

副作用の対処は主治医のアドバイスを最優先にし、この情報は補足としてご利用ください。

スキルス胃がん+転移性肝がんの治療を続けて2年。ネットでもいろんな情報を知ることができました。 たくさんの人にサポートをしてもらえるようになり、いろんな患...

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私に現れた主な副作用の症状と対策

便秘

症状
もっさもっさしたウンチ
対策
ウォーキングなど運動をし、水分を十分に補給する
便秘を改善する薬の処方
・マグミット
・ミヤBM
・ガスコン
・ラキソベロン

一番最初に体感した副作用が便秘です。ウンチは硬くならず、紙ねんどのようにもっさもっさした感じです。キレが悪く、かなりいきまないと排便できません。

便秘はガスも溜まりやすく、その苦しさがストレスになったり、転移や腹水を連想してメンタル的にもダメージを受けやすい副作用です。

スキルス胃がん+転移性肝がんを、抗がん剤で治療しています。 その副作用の一つに「便秘」があり、解消・改善するために処方してもらっている薬、やってみてよかっ...

倦怠感・だるさ

症状
体が重い、だるい、すぐに疲れる
対策
軽い運動、ストレッチ

私の倦怠感・だるさ対策は、軽い運動・ストレッチです。血液が全身を循環し、栄養と酸素が行き渡り、疲労が早く回復するテクニックのひとつです。

また、がんの治療を続けるには体力が絶対に必要です。運動する習慣は、体力を維持するのにも役立ちます。

スキルス胃がん、ステージ4。私が1年半以上続けている抗がん剤は、「パクリタキセル+サイラムザ」です。(現在、17クール目) 副作用の倦怠感・だるさは今も感...

鼻血

症状
鼻をかんだりスンスンすると出血しはじめる
対策
マスクなど基本的な対策
鼻の通りを改善する薬の処方
・ナゾネックス
・コールタイジン
・アレグラ(ディレグラ)

私はもともと花粉症(スギ、ヒノキ)で、治療をはじめた春は鼻水がズルズルでした。症状はTS-1よりましだけど、鼻をかむたびにティッシュの半分くらいにじむ出血があります。

私の場合、鼻血の副作用が現われるのは、空気の乾燥+花粉症の季節(12~5月)だけです。気になって集中力がなくなりやすい副作用です。

私には、抗がん剤の副作用に鼻血があります。空気が乾燥する季節になり、休薬期間中に回復しにくくなってきました。 基本の鼻血対策、処方された薬、効果的な止め方...

脱毛

症状
まばらに抜け、一部ツルツルに禿げる
対策
とくに何もしていません

私は、完全には脱毛しませんでした。目立つ頭部は、なぜか黒い毛を中心に脱毛していき、若白髪だったので意外と残っています。

ツルツルに禿げたのは、ふぐりです。訳がわかりません。以下、自粛。

白血球・好中球の減少(骨髄抑制)

症状
感染症(肺炎)や発熱しやすくなる
対策
白血球を増やす注射(G-CSF)をする

骨髄抑制には自覚症状がなく、個人でコントロールできない副作用です。血液検査の結果「G-CSF」といわれる皮下注射(グラン、ノイトロジンなど)で白血球を増やします。

骨髄抑制は症状がひどくなると、減薬、休薬となっていき、治療中止となる副作用です。私の場合、治療をはじめたころは月に1回くらいだった注射が、2年半後には毎週するようになっていました。

いま私は、外来(通院)で抗がん剤治療を続けています。抗がん剤治療をスケジュール通り進めるため、週に1回以上の血液検査もしています。 血液検査の結果を主治医...

ニキビ、吹き出物

症状
顔、後頭部、背中にできやすい
対策
炎症を抑える薬の処方
ダラシンTゲル1%
・エクラーローション

ニキビ・吹き出物は、体調によって出る副作用です。顔と後頭部にできるニキビは、そこそこ大きくて痛いです。

最初に処方してもらったダラシンTゲル1%(透明な軟膏)より、最近処方してもらったエクラーローションのほうが私の体に合っていてすごく効いています。

パクリタキセル(タキソール) サイラムザ(ラムシルマブ) スキルス胃がん+転移性肝がんステージ4の私が、2年間続けている抗がん剤です。 副作用...

口内炎

症状
歯ぐきの腫れ、出血、発熱
対策
基本の対策
・手洗い
・水でぶくぶく、ガラガラうがい
イソジンでうがい
・アズノールでうがい
口内炎になったときの対策
・抗生剤の処方(ロキソニン、クラリスなど)
・ムコスタ(胃の粘膜を保護する)

口内炎は、体調管理のバロメーターにもなります。甘くみていると、食事や薬の服用ができず、簡単に体調を崩す副作用です。

口はウイルスや細菌に一番感染しやすい経路です。オーラルケアは、体調管理の基本と私は思います。

口内炎は抗がん剤の代表的な副作用ですが、オーラルケアで比較的コントロールしやすい副作用と私は感じています。 また、口内炎は重大な感染症のはじまり。私は甘く...

むくみ・浮腫

症状
顔、まぶた、手足のむくみ
対策
アレルギーを抑える薬の処方
・アレグラ(ディレグラ)
・ポララミン

私がむくむ原因はアレルギーによるものです。鼻血対策でも服用しているアレグラ(ディレグラ)とポララミンは、抗アレルギー薬でむくみ対策でも有効です。

私の場合、治療をはじめたころは顔が少しむくむ程度でした。徐々に抗がん剤が蓄積され、まぶたが腫れすぎて逆まつ毛になったり、足首を曲げにくくなるまで症状が強くなっていました。

肝臓に転移したスキルス胃がんの治療を続けて2年。抗がん剤(パクリタキセル)の副作用で、顔や手足がむくみます。 むくみ(リンパ浮腫)の原因・セルフケア・対策...

味覚障害(末梢神経障害)

症状
全体的に苦く感じる、甘さを感じないときがある
対策
体力を落とさないように、味つけを工夫する
薬の処方
亜鉛を含むプロマックD錠75

たまに味がヘンと感じていたけど、はっきり自覚したのは2年目を過ぎたころからです。味覚障害の基本の対策は、味つけの工夫です。私はカレーやワサビなど、スパイスで工夫をしています。

亜鉛の摂取が減ると味覚障害になるけど、この場合は抗がん剤の副作用です。薬を飲んでも、あまり改善は期待はできません。

抗がん剤の副作用で、味覚障害(末梢神経障害の一種)になることがあります。いま私が使っている抗がん剤は「パクリタキセル」で、少しずつ症状が強くなってきました。...

手足のしびれ(末梢神経障害)

症状
手のしびれ、指先の痛み
対策
冷たいもの(温度差の大きいもの)に触れない
熱いお風呂に入らない
手足(体)の保温をする
冷たい食べものを控える

手足のしびれ(末梢神経障害)は、生活を工夫する対処療法になります。

治療をはじめた2年半前、少し手足のしびれを感じたけど、なぜか自然に改善していきました。再度しびれを感じるようになったのは、2年目を過ぎたころからです。

肝臓に転移したスキルス胃がんの治療を続けて2年半、抗がん剤(パクリタキセル)の蓄積で「末梢神経障害」の副作用が出はじめました。 末梢神経障害は長引くことが...

末梢神経障害は、抗がん剤が蓄積されると時間差で現れやすい副作用です。

肝臓に転移したステージ4のスキルス胃がんを、「パクリタキセル+サイラムザ」で2年半治療を続けています。 治療を続けていくと、抗がん剤の蓄積で副作用(体調や...

その他の副作用

その他、予想される副作用を、看護師さんや薬剤師さんからのアドバイスをまとめたのが↓こちらです。

末期の「スキルス胃がん」+「転移性肝がん」で抗がん剤治療をはじめて1年以上。いま体調管理ができているのは、主治医と看護師さんがたくさんアドバイスをしてくれた...

【まとめ】考えたこと、やったこと

  1. ガイドブックの確認。
  2. 予想される副作用の確認。
  3. なにか異変を感じたら、主治医、化学療法に詳しい看護師・薬剤師さんに相談。
  4. アドバイスや薬を処方してもらい、自分に合った方法に工夫していく。

【毎日更新】病院で聞けない話

最後までご覧いただき、ありがとうございました。ご意見ご感想など、お気軽にコメントお問い合わせからどうぞ。

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