2016年4月、スキルス胃がん+転移性肝がん(肝転移)、ステージ4の末期がんと診断されました。手術はできず(胃摘してもあまり意味はなく)、抗がん剤だけで治療を続けています。
スキルス胃がんは内視鏡・胃カメラで定期的に検査をしています。その記録画像を、2年目から比較できるように追記しながらまとめているページです。
- 2年7か月後(2018年10月)
- 3年後(2019年03月)
- 3年2か月後(2019年05月)
2年目までの記録画像は、こちら↓をご覧ください。
2年7か月後(2018年10月)
スキルス胃がん
- 内視鏡・胃カメラ検査をした理由
- 定期検診
- 胃痛が1週間続いたため
治療をはじめてから2年7か月後の内視鏡・胃カメラの画像です。スキルス胃がんは、引き続き進行も縮小もせず現状をキープしていました。
胃痛の原因
検査の結果、胃痛の原因は胃炎でした。下部(十二指腸の手前)を中心に複数の胃炎ができ、一部で少し出血していました。
抗がん剤
2018年10月から、抗がん剤をSOX療法に変更。
血液検査、ケモった記録
白血球:やや低い
抗がん剤:SOX療法1クール目、エルプラット(オキサリプラチン)
アナフィラキシー、重篤な副作用はなし
主治医・薬剤師さんのアドバイス等はブログでシェアいたします。 pic.twitter.com/aO1pTMy00A— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) 2018年10月5日
結局、胃炎になった原因はわかりませんでした。SOX療法の副作用で胃炎になったとは考えにくく、たぶんメンタル的なものではないかと推測。胃酸を抑える薬を、パリエットからタケキャブに変更すると胃炎は解消されました。
3年後(2019年03月)
スキルス胃がん
- 内視鏡・胃カメラ検査をした理由
- 定期検診
治療をはじめてから3年後の内視鏡・胃カメラの画像です。スキルス胃がんは、引き続き進行も縮小もせず現状をキープしていました。
食道静脈瘤
胃カメラ検査の結果、食道に静脈瘤ができていることがわかりました。直近の検査画像(2018年10月)との比較になります。
2018年10月
↓
2019年03月
食道静脈瘤とは、肝臓の血流が悪くなると現れやすい症状です。肝臓には大量の血液が流れ込んでいて、行き場を失った血液が胃や食道の血管を通りコブ状に隆起します。
主に肝硬変の人に現れやす症状で、今回は転移した肝臓がんの進行した位置が悪く、太い血管の流れを悪くしてしまったようです。まだ小さいほうで数も一つのため、処置はせずに経過観察となりました。
抗がん剤
▼血液検査、腫瘍マーカー、ケモった記録
▽白血球:低い、感染注意
▽血小板:ギリ基準値
▽CEA:8.2→8.8(基準値5.0)オーバー、やや上昇
▽CA19-9:9.6→9.5(基準値37.0)範囲内
▽抗がん剤:SOX療法(エルプラット8クール目)20%減量で pic.twitter.com/8Yyp5phSyi— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) 2019年3月1日
抗がん剤は、前回に引き続きSOX療法(TS-1+オキサリプラチン)で8クール目。
3年2か月後(2019年05月)
スキルス胃がん
- 内視鏡・胃カメラ検査をした理由
- お腹に張りを感じたため
治療をはじめてから3年2か月後の内視鏡・胃カメラの画像です。スキルス胃がんが、はじめて隆起するように形を変えました。
食道静脈瘤
食道静脈瘤は、やや大きくなっていました。
静脈瘤の表面が赤くなると、出血する可能性も高くなります。その危険度を示す「発赤所見(RC)」は、いまのところ0~3までの4段階でRC0。そのため、いますぐ処置をしないと危険なレベルではないという診断で、引き続き経過観察となりました。
抗がん剤
▼血液検査、尿検査、ケモった記録
▽白血球:ギリ3000切ってたけ抗がん剤の許可が出る
▽血小板:基準値
▽尿検査:腎臓の数値に問題はなし
▽抗がん剤:イリノテカン(トポテシン)3クール目造影CTを予約し、転院する方向で話を進める pic.twitter.com/jrqDL3Hw0L
— 平八郎@胃がんでござる (@igan4th_hey86) 2019年5月11日
抗がん剤をイリノテカンに変更して約2か月。お腹に張りを感じたため、定期検診を予定より前倒しして内視鏡・胃カメラ検査をしました。結果は、CT検査とともによくありませんでした。
腹膜に転移した疑い(腹膜播種)があり、ゲノム医療連携病院に転院することを決断しました。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- これからも治療を続けられる体力をキープするため、運動を中心に自分のできることに集中する。
- 体の小さな変化で動揺しないように、自分の価値観をしっかり持ってメンタルを鍛えていく。

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