抗がん剤の副作用(食欲不振・味覚障害など)で食欲が落ちたとき、よく食べているスープカレーの簡単レシピ。
辛さの調節・ボリュームアップなどアレンジしやすく、季節・旬の野菜と合わせやすいオールシーズン活躍しているわが家の定番メニューです。
- スープカレーの材料、調理器具など
- スープカレーの簡単レシピ(2人分)
- アレンジメニュー、おすすめのトッピングなど
スープカレーの材料、調理器具など
必要な調理器具
特別な調理器具は、とくに必要ありません。
- お鍋(1500mlくらい)
- フライパン
スープカレーの材料(2人分)
基本の材料
- 玉ねぎ:1/2個(約100g)
- にんじん:1/3本(約30~50g)
- 鶏ひき肉:100g
※ 野菜・肉の分量は、だいたいでOK
- オリーブオイル:大さじ1
- にんにく:小さじ1(みじん切り)
- しょうが:小さじ1(すりおろし)
- 水:600ml
- トマトジュース:100ml(無塩)
※ ホールトマト缶100gでも可
調味料、スパイス
- カレー粉:小さじ1
- 塩:少々
- 市販のカレールー:1片(30g前後)
- コンソメの素:キューブ1個
- 塩:少々~小さじ1/2
- ケチャップ:小さじ1(隠し味)
トッピング(夏野菜+α)
- なす:1本
- ししとう:8本
- パプリカ:1/2個
- ズッキーニ:1/2本
- 厚揚げ:50~60g
- ゆで玉子:1個
- オリーブオイル:大さじ1
スープカレーの簡単レシピ(たっぷり2人分)
(1)基本の材料を炒める
お鍋に「オリーブオイル」を入れ、「にんにく」を中火で炒める。
- オリーブオイル:大さじ1
- にんにく:小さじ1(みじん切り)
香りが立ったら、「玉ねぎ」「にんじん」「しょうが」「ひき肉」を入れて炒める。
- 玉ねぎ:1/2個(約100g)
- にんじん:1/3本(約30~50g)
- しょうが:小さじ1(すりおろし)
- 鶏ひき肉:100g
※ 野菜・肉の分量は、だいたいでOK
火が通ったら下味の「塩」「カレー粉」を入れ、もう1分ほど炒める。
- 塩:少々
- カレー粉:小さじ1
(2)煮込む
お鍋に「水」「トマトジュース」「カレールー」「コンソメの素」「ケチャップ」を入れ、弱めの中火で「15分」煮込む。
- 水:600ml
- トマトジュース:100ml(無塩)
※ ホールトマト缶100gでも可 - 市販のカレールー:1片(30gくらい)
- コンソメの素:キューブ1個
- ケチャップ:小さじ1(隠し味)
15分経ったら味見をして、「塩」で味を調整する。
- 塩:少々~小さじ1/2
(3)トッピングを炒める
煮込んでいる間にトッピングの「夏野菜+α」を炒める。(下味はつけません)
- オリーブオイル:大さじ1
- なす:1本
- ししとう:8本
- パプリカ:1/2個
- ズッキーニ:1本
- 厚揚げ:50~60g
(4)できあがり
お皿にスープカレーを入れ、トッピングを盛りつけたら完成です。
アレンジメニュー
スープパスタ(カレーラーメン風)にして、少しボリュームアップ。
- パスタ2人分:60g(半分に折る)
パスタを半分に折ってタッパに入れ、水漬けパスタを準備。
- 水漬けパスタの特徴
- 生麺のようなもちもち食感になる
- ゆで時間を半分以下に短縮できる
(お鍋の〆にも便利ですよ)
今回使用したパスタは、一般的な1.6mmのパスタです。3時間~半日ほど冷蔵庫で水漬けしてください。
※ 早ゆでタイプのパスタは水漬けにできません
水漬けパスタは「2~3分」でゆで上がります。
おすすめのトッピング
- おすすめ(たんぱく質)
- とろけるチーズ
- スクランブルエッグ
- 目玉焼き
- 温泉卵
- 納豆
- ミックスビーンズ
- 豆腐
- 春
- 山菜
- アスパラガス
- 夏
- 夏野菜
- スプラウト
- 秋
- きのこ
- かぼちゃ
- 冬
- シーフード
- 長ねぎ
このスープカレー、アレンジ等について
- 食欲不振・味覚障害で味にパンチが欲しいときは、ガラムマサラやカレー粉を追加して辛さ調節してください。
- もし辛すぎるときは、豆乳や牛乳を少し入れるとマイルドな味になってたんぱく質もちょい足しできます。
- 嚥下(えんげ)で飲み込みにくいときは、基本の野菜(玉ねぎ、にんじん)を「すりおろし」てから炒めると食べやすくなります。たんぱく質の追加は、絹ごし豆腐がおすすめです。
- 季節・旬の野菜は、なんでもOK。てんぷらにしてトッピングしたり、根菜を一緒に煮込んだり、和風だしでカレーうどん風、ごはんを入れてリゾット風も美味しいですよ。
おすすめサイト、参考になるレシピ
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 抗がん剤の副作用(味覚障害など)で、食欲を落とさない工夫をする。
- カレー風味はいつもの味に近く感じ、香りも食欲をそそるお気に入り。
- 季節の野菜に合わせやすく、オールシーズン活躍するメニュー。
- 動物・植物性たんぱく質を追加して、栄養のバランスを意識する。
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