抗がん剤の副作用で食欲と体重が落ちてくると、嫁が作ってくれる鶏がらスープのレシピです。
手羽元を使ったサムゲタン風のコラーゲンスープは、何度食べても飽きないやさしい味で大好きなスープ。雑炊、水炊きのベースにもおすすめです。
- 鶏がらスープの材料、調理器具など
- 鶏がらスープの簡単レシピ(2~3人分)
鶏がらスープの材料、調理器具など
必要な調理器具
とくに必要な調理器具はありません。ふつうのお鍋(土鍋)で大丈夫です。圧力鍋を使うと、おいしく短時間でつくれます。
- お鍋(フタつき、2.0Lぐらい)
- 土鍋(7~8号、2.0Lぐらい)
- 圧力鍋(おすすめ)
鶏がらスープの材料(2~3人分)
基本の材料
- 手羽元:8本
- 水:800ml
- 日本酒:100ml
- 白ねぎ:1本(小口切り)
- にんじん:1/2本(40~50g)
- お米:大さじ1~4
- しょうが:1片(薄切り、約15g)
- にんにく:1片(半分に切る)
- 鶏がらスープの素:小さじ2
季節の野菜など
- 押し麦:大さじ1/2
- そばの実:大さじ1/2
- くこの実:小さじ1/2(10~15粒)
今回は雑穀にしました。お好みで、大根、かぶ、ぎんなん、きくらげ、松の実、ゆで玉子など少量ずつ入れてください。
鶏がらスープの簡単レシピ(2~3人分)
(1)手羽元の下処理をする
手羽元は、そのまま使うと「こってり系」に、お肉(皮)を取って骨だけにすると「あっさり系」の鶏がらスープに仕上がります。
私は「あっさり系」が好みなので、お肉をテキトーに取って骨だけにしています。軟骨やスジが残っていても大丈夫、だいたいでOKです。
さばいたお肉は、野菜炒め、ミニから揚げ、照り焼きなどお好みでどうぞ。
(2)お米+雑穀を洗う
お米+雑穀を軽く水洗いし、お鍋に入れます。
お米は大さじ1で少しとろっとしたスープに、大さじ4でやさしい中華粥のようなスープに仕上がります。お好みで調整してください。
今回は、お米を大さじ1、雑穀(押し麦、そばの実)を各大さじ1/2入れ、少しとろっとしたサムゲタン風の鶏がらスープに仕上げます。
(3)お鍋に材料を入れて煮込む
残りの材料もお鍋に入れ、フタをして弱火でコトコト数時間(1時間以上)煮込めば完成です。(煮詰まらないよう、お湯を適宜入れてください)
- 手羽元:8本
- 白ねぎ:1本(小口切り)
- にんじん:1/2本(40~50g)
- しょうが:1片(薄切り、約15g)
- にんにく:1片(半分に切る)
- くこの実:小さじ1/2(10~15粒)
- 水:800ml
- 日本酒:100ml
- 鶏がらスープの素:小さじ2
わが家は圧力鍋を使っています。加熱してピンが上がったら弱火にし、15分加圧して火を止め、圧力が下がったら完成です。
(4)完成
青ねぎと白ごまを散らして完成です。こしょう、ごま油、七味、しょう油を数滴(風味づけ)などお好みでどうぞ。
圧力鍋でつくると白濁したコラーゲンスープに、お鍋でコトコトつくると澄んだ黄金色の鶏がらスープになりやすいです。見た目は違うけど、おいしさは同じです。
参考にしたレシピ
コツやポイントなど
- 手羽元の他に、手羽先や骨つきもも肉(の骨だけ)でもOKです。
- お米の代わりに、もち米でもOK。もっとサムゲタン風に仕上がります。
- さばいた手羽元の肉とキャベツの塩鍋にして食べるとバカうまです。
- 味つけはシンプルにして、トッピングで変化させると飽きません。
- 植物性たんぱく質(豆腐、ゆば、枝豆)を追加して栄養のバランスアップ。
このレシピは、食べ終わったときに丁度よかったと感じるような薄味にしています。足りないときは、お塩で調節をしてください。
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 食欲が落ちても、自分が食べやすい料理を見つけていく。
- 鶏がらスープはお雑炊やお鍋などアレンジしやすく便利。
- 材料を入れて煮込むだけなので、意外と簡単につくれる。

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