伝記・偉人伝、ビジネス書、自己啓発書から重要な部分だけを抽出。そのエッセンスを「行動することの大切さ」を視点に、笑って泣ける内容で小説化した大ベストセラー。
夢をかなえるゾウ
私はこの本が大好きです。インドの変な神さまと、ダメなサラリーマン。この本の中には、私を勇気づけてくれる言葉がたくさんあります。
- 行動すれば、がんを治す生活習慣になっていった
- これまでの行動・生活習慣は、意外と変えられた
- 夢をかなえるゾウについて、など
※ご注意※ この記事はネタバレを含みます。
毎日行動することの大切さ
私は何かあると、夢をかなえるゾウを読み返して「よし、頑張ろう」と気合いを入れています。
行動すれば、がんを治す生活習慣に
やりたいこと見つけるための方法は一つだけや。それは「体感」することや(中略)「やりたいことが分からない」って言うてるやつの九九パーセントは「何もやっとれへん」やつなんや
(P.265)
やりたい = がんを治したい
私は末期の胃がんと余命を宣告されたとき、がんを治す方法はないか一生懸命に調べました。本を読み、ネットで検索し、主治医・看護師さんにもいろいろ聞きました。でも、がんを治す方法は知識でも理屈でもありませんでした。
どうすれば、がんは治るのか?私の知りたい答えは「行動した結果」にありました。行動をすれば、何か結果が出ます。それを繰り返すと、自分に合った生活習慣・健康的なライフスタイルに変わっていき、気がつけばがんは小さくなっていました。
がんの闘病生活がはじまったころ、一番ツラかったのが、結局なにもせず後悔することでした。また一日が過ぎ、余命のカウントダウンだけが進んでいく。もう、あの日には戻りたくないです。
これまでの行動、生活習慣は変えられる
人間が変わるにはな、もうでっかい不幸が必要やねん(中略)そういう時、人はやっと、それまでのやり方を変えんねん。人間なんてほっといたら楽な方、楽な方へ流れてまう生き物やからな
(P.290)
夢をかなえるゾウの初版は2007年で、実はその翌年、2008年に読んでいます。その時はこの意味がわからず、当然、人生を変えることもできませんでした。でも、いまは意味がわかります。変わらざるを得ない状況です。
行動を変えはじめると「毎日コツコツ続けることができる」という新しい自分に気がつきました。もちろん、がんという追い込まれた状況もあります。でも、はじめてこの本を読んだ2008年には気づけなかった自分の一面です。
世の中には、がんを治すといわれる方法がたくさんあります。自分に合う方法かどうか、その答えは、行動した人だけが知っています。いきなり極端な変化はせず、コツコツ毎日行動すれば、その人に合ったがんが治る生活習慣に変えられると私は思います。
継続は力なり。
ちなみに、私はこんな↓失敗をしています。
夢をかなえるゾウについて
夢をかなえるゾウに登場する神さま「ガネーシャ」と、著者「水野敬也」氏など。
ガネーシャ
ガネーシャ。あらゆる障害を取り去るインドの神さま。頭は象、体は人間(太鼓腹)、片方のキバが折れ、腕は4本。小説ではネイティブな関西弁をしゃべる神さまとして登場。
参考 夢をかなえるゾウ – Wikipedia
参考 ガネーシャ – Wikipedia
- 小説を楽しむワンポイント
- 関西では、会話で相手のことを「自分」と表現します。小説でもこの関西弁が使われていて、ガネーシャが「ワシ」といえば「自分自身」のこと。主人公に対して「自分」といって説教しているときは「オマエ」の意味です。
水野敬也
夢をかなえるゾウの著者、水野敬也氏。アメブロ「ウケる日記」の管理人。ブログは月に数回の更新ながら、伝説になるほどウケる記事をアップすることでも有名。
参考 水野敬也 – Wikipedia
- おすすめ記事(初期の名作シモネタ編)
【まとめ】考えたこと、やったこと
- 行動すれば、何か結果が出る。その繰り返しが、がんを治す生活習慣の改善方法だった。
- がんが治る方法かどうかは、それをコツコツと毎日行動・実践した人だけが知っている。
- 継続は、力なり。